医療・医薬・福祉

眼科領域における国内第2号の再生医療等製品 自家培養口腔粘膜上皮「オキュラル(R)」を発売

株式会社ニデック
再生医療等製品 眼科


 株式会社ニデック(本社:愛知県蒲郡市、代表取締役社長:小澤素生)は、角膜上皮幹細胞疲弊症(*1)の治療を目的とした自家培養口腔粘膜上皮「オキュラル(R)」を発売いたします。オキュラル(R)は、眼科領域で国内2番目の再生医療等製品です。
 

 オキュラル(R)は、患者さまご自身の口腔粘膜組織を採取し、分離した口腔粘膜上皮細胞をシート状に培養したものです。本品を移植することにより、角膜上皮の修復を目的としています。
 2020 年に当社から発売した自家培養角膜上皮「ネピック(R)」は、自身の片眼の角膜輪部組織を採取するものです。オキュラル(R)は、口腔粘膜組織を採取するため、自身の眼から組織採取ができない両眼疾患の患者さまにも使用可能です。また角膜ドナーが不要で、患者さまご自身の細胞から培養して作製した自己口腔粘膜由来上皮細胞シートを移植するため、拒絶反応リスクが極めて少ないことも特長です。
 本品は、角膜上皮幹細胞疲弊症の治療における選択肢をさらに広げ、眼科医療に貢献します。


(*1) 結膜と角膜の境界領域である角膜輪部に存在する角膜上皮幹細胞が、先天的または外的要因等によって消失することで発症する疾患。角膜の透明性が失われ、視力の低下や、眼痛などの臨床症状が見られる。

Ocural およびオキュラルは、株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングの登録商標です。





 弊社は、眼科医療機器のリーディングカンパニーとして、再生医療を通して患者さまへ新しい生活をお届けし、
QOL(Quality of Life)向上に貢献していきます。




 眼球の表面は角膜と結膜からなり、角膜は透明で血管がなく、層構造をしています(図1)。その最も外側にある角膜上皮は、角膜上皮細胞からなり、外界から細菌や化学物質の侵入を防ぎ、角膜内層を保護する役割を持っています。角膜と結膜の境界である角膜輪部には角膜上皮幹細胞が存在し、角膜上皮細胞を供給するとともに結膜上皮細胞の侵入を防ぎ、角膜上皮の透明性を維持する重要な役割を担っています。
図1 角膜上皮の役割
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