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世界がん撲滅サミット2021 in OSAKA大会報告書完成!

世界がん撲滅サミット2021実行委員会

 2021年12月5日(日)午後1時より大阪国際会議場5階 メインホールにて世界がん撲滅サミット2021 in OSAKA(https://cancer-zero.com)が開催され、約1,000人のがん患者、ご家族、関係者等を迎え大盛況のうちに幕を閉じた。
 今大会で通算約6,400名が参加し、日本から始まったがん撲滅のムーブメントが7回目にして国際的な大会へと成長した。


 オープニングでは、会場のスクリーンに『2019World Alliance Forum in San Francisco』の映像が紹介され、大会長 原丈人氏による力強い開会宣言で開幕。

大会長 原 丈人 氏

 開会式では岸田文雄内閣総理大臣の代理として大会長の原丈人氏が代読し、岸田総理のビデオメッセージも放映。次に厚生労働大臣 後藤茂之氏の代理として厚生労働省医務技監 福島靖生氏のビデオメッセージ。そして前内閣総理大臣補佐官の和泉洋人氏に続き、大阪府知事 吉村洋文氏は「今回のサミットは日米だけでなく、世界各地と連携を取り、世界に向けた発信の場としてこの大阪を選んでくださり感謝します。このサミットで披露される知恵が、がん撲滅に向けた挑戦の大きな契機となることを期待します」と祝辞を述べた。





 さらに米国を代表して臨床試験の国際的リーダーで、がん医療の世界的権威であるシカゴ大学プレシジョン医療研究センター長のマークJ.ラテイン教授は、日本と時差が15時間あるにもかかわらず、リモートでご参加。
これに続いて、茂松茂人氏(一般社団法人大阪府医師会会長)、松本正義氏(公益社団法人関西経済連合会会長)、『世界がん撲滅サミット2021 in OSAKA』特別顧問・元厚生労働事務次官 二川一男氏から激励並びに祝辞が述べられた。
元厚生労働事務次官 二川一男氏
 さらに来賓として松浦成昭氏(大阪国際がんセンター総長)、中村祐輔氏(シカゴ大学名誉教授・東京大学名誉教授)、坂口志文氏(大阪大学免疫学フロンティア研究センター特任教授)、西澤良記氏(公立大学法人大阪初代理事長)、荒川哲男氏(大阪市立大学学長)、近藤昭彦氏(神戸大学副学長)、『世界がん撲滅サミット2021 in OSAKA』顧問で株式会社エフ・アール・シー・ジャパン代表取締役社長 清水美溥氏の紹介が行われた。

 戦略講演として、原丈人氏の大会長講演「がん撲滅・世界連携最前線2021」、マークJ.ラテイン教授の米国代表講演「米国が描くがん撲滅戦略2021」がリモートで行われ、参加者の皆様は、新規薬剤の医療費の高騰問題、少量でも効果のある抗がん剤治療等、世界最先端のがん研究のご講演内容に、熱心にメモを取っていた。
「今、アメリカではがん患者が治療費として支払う全体の約2割は診療費に、残りの8割は薬剤費に充てられています。低用量化が実現すれば、コスト削減や副作用による体力負担も減らすことも可能となるでしょう」とラテイン教授はこう語り、効果のある薬剤が平等に手にすることができるよう工夫と戦略が必要だ、との見解を示した。
 
マーク・J・ラテイン教授

 次に、日本からは厚生労働省医務技監 福島靖正氏の「がん対策加速化に向けて2021」と題した事前収録講演、そして前内閣総理大臣補佐官、内閣官房健康・医療戦略室前室長 和泉洋人氏による「がん撲滅に向けた日本政府の挑戦2021」。
厚生労働省医務技監 福島靖正氏
前内閣総理大臣補佐官 和泉洋人氏

 続いて、「ノーベル賞級講演I」として、昨年『クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞』を受賞した中村祐輔氏の「日本のがん医療革命最前線」が行われ、このなかで「がんという個人差が激しい多様な病気への治療体制が過度に標準化されており、今後はゲノム解析による個々人に合わせたオーダーメイド治療を推進しなければならないが、問題はコストで、現在、ひとりのゲノム解析に300万円かかるところを、将来的に5万円に抑えていくことが目標だ」との見解を述べた。
中村祐輔先生

 その後、「アジア代表講演」としまして世界の医療界のトップリーダーである香港中文大学医学部部長・教授 フランシス・チャン氏に「生活習慣病の克服に向けた逆転の発想~マイクロバイオーマとは何か?」の講演が行われ、腸内細菌叢の研究に対して、改めて会場の注目が高まった。
フランシス・チャン教授

 10分間の休憩時には追悼スライドを放映。
 続いて「EU代表講演」としまして2019年の欧州臨床腫瘍学会会長で、肉腫等の希少がんを含む世界のがん医療の権威、フランス・レオンベラールセンター教授ジャン=イヴ・ブレイ氏より「EU及び世界のがん治療最前線」というテーマで事前収録による講演が続いた。
ジャン=イヴ・ブレイ教授

 次に、「日本代表講演」として河田則文氏(大阪市立大学大学院医学研究科医学研究科長・肝胆膵病態内科学教授)より「がん撲滅に向けた肝胆膵治療最前線」、そして「ノーベル賞級講演II」として『ガードナー国際賞』を受賞された坂口志文氏より「制御性T細胞によるがん予防薬開発最前線」の講演があった。河田氏によると大阪は全国で一番肝臓がん患者が多いとのこと。また坂口氏は、画期的ながん予防薬の開発など、がん医療の未来への希望について語った。
河田則文教授
坂口志文教授

 そして、本サミットの目玉企画であり、医師と来場者との真剣勝負ともいえる公開セカンドオピニオンが実施。様々ながん治療分野のリーダー10人とリモート参加の藤原俊義教授ら11人がステージに登壇。




 司会進行を務めた、代表顧問・提唱者の中見利男氏も、質問者の意をくんで、担当の医師だけではなく、他の医師のご意見も余すことなく聞き出し、質問者が本当に納得・安心するまで司会を遂行。
 登壇した医師も、患者・家族に寄り添った回答で、親身に、できるだけわかりやすく説明を行った。このあと現在のがん研究・がん医療の技術は5年前10年前とは比べ物にならないぐらい進化しており、どうかあきらめずに頑張ってほしいとの医師チームから激励があり、会場は大きな拍手に包まれた。最後には医師チームからも、全国のがん患者に対してのエールの拍手が贈られ、今年のセカンドオピニオンが終了した。


 公開セカンドオピニオン終了後、原丈人大会長による『世界がん撲滅大阪宣言2021』が発表され、会場は熱気と鳴りやまない拍手に包まれ、サミットは最高潮に達した。

 また『世界がん撲滅大阪宣言2021』では、すでに相談業務や調査を担当している大阪のPMDA関西支所に再生医療、細胞医療、遺伝子医療、医療機器等の審査機能を新しく付与することで、2025年大阪・関西万博のレガシーにしていくための『大阪PMDA機能強化策』を提言していくなど、従来にない方策でがん撲滅の動きを今後、益々活性化させていくとの宣言が行われた。

 次回は『世界がん撲滅サミット2022 in OSAKA』が2022年11月3日(祝・木)午後1時より大阪国際会議場にて開催される。いよいよ世界各国が力を合わせてがん撲滅の運動を広げて行く予定だ。
 大会HP(https://cancer-zero.com)。
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