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オンライン認知機能検査「脳検」と既存の認知機能検査との相関関係を明らかにした研究成果が、国際的な医学誌(Dementia and Geriatric Cognitive Disorders)に掲載

株式会社脳活性総合研究所
認知機能検査MMSE、RCPM、RBMT、TMT-A、TMT-Bなどとの相関が明らかに

株式会社脳活性総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役:太田 芳徳、以下「脳活総研」)が開発した認知機能検査「脳検」の検査監修を行う東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座 特任教授 佐藤 正之 先生を中心とした共同研究チームは、「脳検」と医療機関などで使われる既存の認知機能検査との相関関係を明らかにし、その研究成果が2021年12月15日付で国際的な医学誌「Dementia and Geriatric Cognitive Disorders」(Impact Factor: 2.959)に掲載されましたのでお知らせいたします。


概要
当社は、2019年より健常時から認知機能をオンラインで簡単にセルフチェックすることが可能な、脳活性度定期検査「脳検」を開発・提供しています。

近年急速に高齢化が進む日本では、認知症や認知機能低下は大きな社会課題となっており、既存の認知機能検査においては、「認知症かどうかを判定する」に留まり、加齢に伴う認知機能の変化を早期に察知することは難しいとされていました。

また既存の認知機能検査は、軽度認知障害や認知症の少し手前を測るものが多く、判定が悪かった場合は、すでに軽度認知障害や認知症になりかけており、これでは健常時からの予防には向かないという声も医療機関から多くの声がありました。

さらに,既存の認知機能検査は心理士などの専門職が施行しますが,マンパワーの不足から必ずしも必要とされる全員に検査を施行するのが困難であるばかりでなく,近年の新型コロナ感染症の蔓延により,そもそも対面での検査の施行自体が難しくなっていました。かつ,既存の検査は1つのバージョンしかなく,繰り返し施行すると学習効果が生じ,微少な変化の検出を困難にする問題点がありました。

そこで、本研究チームは、オンラインで検査が完結し、5つの検査項目からなり,難易度を統制された5つのバージョンを持つ新しい認知機能検査「脳検」を開発、加齢と共に低下する認知機能が直線的であることを示してスコア化し,2021年6月に認知症と高齢者の認知機能障害についての医学専門誌である「Dementia and Geriatric Cognitive Disorders」に発表しました。これにより、被験者の認知機能の低下具合を、平均的な老化の低下スピードと比較することが可能となり、認知機能の急激な低下をより早く検出できるようになりました。

そしてこの度、既存の医療機関などで使われている認知機能検査との相関関係を明らかにした研究成果が、同じ「Dementia and Geriatric Cognitive Disorders」に掲載されました。
(関連プレスリリースはこちらhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000049268.html

今回の論文は、既存の医療機関などで使われる、既存の認知機能検査であるMMSE(※1)、RCPM(※2)、RBMT(※3)、TMT-A、TMT-B(※4)などと脳検との間に、有意な相関があることを示しています。この結果により、「脳検」の妥当性が裏付けられただけでなく、5つのバージョンを経年的に行うことにより,既存の認知機能検査では捉えられない、健常時からの認知機能のレベルやその低下度合を測ることができることが示されました。

※1 MMSE ミニメンタルステート検査。国際的に用いられている認知機能の低下について評価するためのスクリーニング検査。
※2 RCPM レーヴン色彩マトリックス検査。非言語生の認知機能検査として、世界中で広く利用される。
※3 RBMT リバーミード行動記憶検査。国際的にも評価の高い、日常生活を反映した記憶検査。
※4 TMT-A、TMT-B トレイルメイキングテスト。実行機能評価法の一つとして広く用いられている,脳機能を評価する神経心理学的検査。

本研究成果により期待されること
近年の研究で,中年期からの生活習慣病の厳密な管理や,運動習慣の導入などの生活改善により,認知症の約3割が予防可能と示されています (Livingston, Lancet, 2017)。「脳検」を毎年の健診で施行することにより認知機能の低下傾向を早期に把握し、非薬物療法の導入や生活習慣の改善によって認知症への進展のリスクを軽減できると期待されます。

またサプリメントや食品す、認知症予防策の効果を測るツールとしても、マンパワーを必要とせずに健常時の認知機能の変化を捉えられることから、その利用は広がると考えています。

さらには、自治体における高齢者の健康時からの認知機能のチェックや、自動車運転免許証の更新時の検査、認知症保険加入時の検査、企業の高齢者雇用や相続時の頭の健康チェックなど、健常時から認知機能の状態を把握し、経年の変化を見ながら、早めにアラートを出すことなどが期待されます。

研究概要
65歳から86歳の男女77名に、脳検と、既存の心理検査(MMSE、RCPM、RBMT、TMT-A、TMT-B、語想起、図形描写)などを行い、それらの結果と脳検の結果と間に相関があることを確認した。また、脳検の構成問題項目と各検査との相関(「空間把握」と図形描写、「変化推理」とRCPM等)も確認できた。なお、本研究は東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座との共同研究で行われました。

原論文情報
「The Correlation between a New Online Cognitive Test (the Brain Assessment) and Widely Used In-Person Neuropsychological Tests」
(オンライン認知機能検査[脳検]と広く使用されている対面神経心理学的テストとの相関関係)
https://www.karger.com/Article/Abstract/520521

発表者
佐藤正之(東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座 特任教授)
田部井賢一(東京都立産業技術大学院大学 産業技術研究科 産業技術専攻 助教)
阿部真貴子(東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座 助教)
太田芳徳(脳活総研 代表取締役)
藤田彩子(脳活総研)
神川ちあき(東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座)

■脳活性度定期検査「脳検」について
URL https://www.nouken.jp/
検査名称 脳活性度定期検査(脳検)
検査方法 パソコン、タブレット、スマートフォンで受検
検査監修 東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座 特任教授 佐藤 正之 先生

※問題について
●数字の記憶:並んだ数字を覚え、覚えた数字を次のページで、左から順に、または右から順に答える問題です。短期的な記憶力を測ること で、主に側頭葉(頭の横側、耳の上あたり)の機能を測ります。
●言葉の記憶:6つの単語を覚え、覚えた後に別の問題を2、3解きます。その後提示される単語が、先に覚えた6つの単語かどうかを答える問題です。「数字の記憶」同様、側頭葉(頭の横側、耳の上あたり)の機能を測ります。
●空間把握:積み木で作った立体を、複数回転させたものがあり、その中から、違うものを選ぶ問題です。
立体や空間を把握する力を測ることで、頭頂葉(頭の天辺)の機能を測ります。
●記憶と計算:画面に出てくる数字を覚え、次の画面に出てくる数字と足します。前後の2つの数字の足し算を繰り返していきます。記憶と計算する力、ルールを理解する力を測ることで、前頭葉(頭の前側)の機能を測ります。
●変化推理:図形がルールに従って変化しています。その変化を推測します。規則を読み取る力を検査します。ルールを理解する力を測ることで、前頭葉(頭の前側)の機能を測ります。

■脳活総合研究所(脳活総研)について
昨今、認知症に関する様々な報道がある中、健常時から予兆に気づくことで、病気を未然に防いだり、認知機能を改善したりできる研究が進められています。
脳の状態を早期から把握し、個々の状態にあった対処をすることで、認知症を防ぎ、豊かで健康な生活を送ることが可能になるといわれています。
脳活総研は、ひとりでも多くの方の脳を健康な状態に保ち、活性化することで、社会全体の活性化を実現したいと考えています。


<会社概要>
会社名 株式会社脳活性総合研究所
代表者 代表取締役 太田 芳徳
所在地 東京都千代田区有楽町 2-10-1 東京交通会館 6F
設立 2019 年 2 月 15 日
事業内容 脳の活性度・認知機能を検査するテストの開発・販売
会社HP http://nokatsusoken.co.jp/
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