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ファッションのダイバーシティ&インクルージョンに関する調査を実施、イベントレポートと調査結果を公開

SOLIT
SOLITとゼネラルパートナーズは障がい者のファッションに関する「お困りごと」の調査を実施、オンラインイベントにはアパレル企業からも多数参加

多様な人も、動植物も、地球環境も、誰もどれも取り残さない「オールインクルーシブな社会」の実現を目指すSOLIT株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:田中美咲、読み:ソリット)は、障害者の就労支援を中心にソーシャルビジネスを展開する株式会社ゼネラルパートナーズ 障がい者総合研究所(本社:東京都中央区、代表取締役社長:進藤均)と協働で、「障がい者のファッションに関するお困りごと」調査分析、オンラインイベントにてレビューを行いました。






目次

1.「障がい者のファッションに関するお困りごと」共同調査について
2. 調査結果からわかるファッションのD&Iの現状と課題
3. 調査結果を経て、当事者の想うこと(トークセッションを経て)
4. 今後の展開について
5. 調査・運営会社について


1.「障がい者のファッションに関するお困りごと」共同調査について



オンラインイベント当日スライドより
国内外でファッションによる患者や介護者、障害者の行動の変化についての研究はされているものの、そうした研究結果がファッション事業者に届かず、実装されている事例はまだまだ少ない状況があります。身体・心理・社会的な制限を伴う方にとって必要な「機能性とファッション性」の両立を実現した衣服は、本当は多くの方が求めているのにも関わらず、ほとんど選択肢が生まれていないのが現状です。

そこで、より多様な人が、「着たい」も「着られる」も実現できるように、その課題や方法を共に考えたいと、ゼネラルパートナーズとSOLITが協働し、調査を通じて、ファッション業界における課題を明らかにし、それを踏まえて、調査結果の報告、課題当事者を交えてのトークセッション、国内外のソリューション事例紹介などを実施するイベントを開催しました。

<協働内容>
・障がい者のファッションに関する調査と分析
・オンラインイベントでのレビュー

<調査概要>
有効回答件数:111名
調査期間:2022年2月25日12:00~2022年3月4日12:00
調査方法:オンラインアンケート調査
調査対象者:
・SOLIT株式会社 調査協力者
・ゼネラルパートナーズ社のサービス登録者や障がい者総合研究所アンケートモニター
調査主体:
・SOLIT株式会社
・株式会社ゼネラルパートナーズ 障がい者総合研究所

<調査結果まとめ>
調査結果、そしてオンラインイベントの当日レポートをSOLIT WEBサイトの記事掲載欄「JOURNAL」上に掲載しました。
SOLIT WEB:https://solit-japan.com/blogs/journal


2. 調査結果からわかるファッションのD&Iの現状と課題

今回の調査結果を踏まえて、回答された障がい者にとっての、現在のファッション業界に感じている課題は大きく3つに分けられることがわかりました。

1つ目は、「着脱のしやすさ」など形状の課題、2つ目は「リペア・修理のしやすさ」などのサービスの課題、そして最後に「多様な人に対応するモデル・店舗スタッフ」といったコミュニケーションの課題です。今回は、その調査結果の一部を紹介いたします。

Q. 服の購入方法を教えてください

服の購入方法


有効回答件数111に対し、89.2%が「店頭で購入」を選択した。
その他、楽天・Amazonのようなプラットフォーム利用者は全体の27.9%、各ブランドが運営するECサイトで購入を行う人が36.0%と、僅差ではあるがブランドサイトの利用者の方が多い。
「店舗で購入」を選択した89.2%に対し、ECサイトなどオンラインサービスを活用して購入される方が全体の43.5%となった。
また、自ら購入するのではなく「欲しいものを伝えて購入してもらう」「家族に買ってきてもらう」という意見もあった。


Q. 衣服に関して、メーカーや販売店などに改善してほしいと思うことについて
調査対象者の4人に1人が求めているのは、着脱のしやすいデザインにすること、店舗の入りやすさ、試着室の広さ、モデルをもっと多様な人、リペアや修理のしやすさ、手間のかからない服などがあげられた。


特に店舗での店員の声かけやコミュニケーションに対する課題は多く挙げられた。
視覚・聴覚障害者とのコミュニケーションの齟齬、障害者が店内に入った時の視線などに不安や悲しさを感じる人が複数名いた。
商品に対しても、視覚障害者は手で触って確認しづらく、選択・着脱に時間がかかる。


その他調査結果はこちらに記載しています。
WEB:https://solit-japan.com/blogs/journal


3. 調査結果を経て、当事者の想うこと(トークセッションを経て)

調査の結果を踏まえ、2022年3月22日に調査結果のレビューとともに、当事者の声を聞くオンラインイベントを開催致しました。イベントには、それぞれ障がい者でありながらそれぞれ日々挑戦をされる3名の当事者の方にお越しいただき、実際の経験談などを伺いました。

登壇者3名
<当日でた意見>
・いい服がなかなか見つからないからこそ、運命的な出会いをした服は何度もリピートしたり、ずっと関係が続く
・服はリペアやリメイクのしやすさを求める。長く着続けられるデザインであって欲しい
・服の購入の際に、妥協や後悔はしたくないから、実際に着用することなく、オンラインで服を買おうとは思わない。「着る体験」はとても重要
・着用せずにオンラインで購入することはないが複数サイズの服を送ってもらい、自分の体型にあわないサイズは返送できるサービスはよく利用している
・服は1日の気分を左右するものでもあるから、自分らしい服でファッションを楽しみたい
・障害者の困りごとや課題を知り、障害者用に特化するのではなく、あらゆる人が着れる服を開発できれば、それは大きな価値を持つものになる


4. 今後の展開について

今後、SOLITはファッション×ダイバーシティ&インクルージョンの様々なソリューションを病院や研究所・当事者と連携して調査・開発していきます。また、今回の調査を通して、ファッションやアパレルメーカーの皆様が共にファッションのダイバーシティ&インクルージョンを考える仲間となっていただけたらと願っております。

そして今後はさらにファッションのみならず生活環境がより多くの人が包括された生きやすい暮らしのできるよう、挑戦される事業者と連携していく予定です。ファッションや生活空間が、が誰かを傷つけ、悲しい思いをさせるものではなく、勇気や希望、喜びを感じるものであり続けるために活動を続けてまいります。


5. 調査・運営会社について

主催者:SOLIT株式会社
多様な人、そして自然や動物もどれも取り残さない「オール・インクルーシブ」な社会を目指し、2020年9月設立。企画段階から医療・福祉従事者をはじめ、課題当事者を巻き込む「インクルーシブデザイン」の手法を用いてサービス開発を行う。第一弾として、障害の有無を超えて、それぞれの好みや体型にあわせて部位ごとにサイズや仕様をカスタマイズができるセミオーダーのファッションサービス「SOLIT!」を開発。2021年IAUD国際ユニバーサルデザイン賞銀賞受賞。循環型経済を実践する「crQlr Awards」受賞。
WEB:https://solit-japan.com/

調査協力:株式会社ゼネラルパートナーズ
障がい者の良き認知を広め、差別偏見のない社会を実現することを目指し、民間企業初の障がい者専門の人材紹介会社としてスタート。その後、業界初の転職サイトatGPの開設をはじめ、障がい別の専門的なプログラムが受けられる教育・研修事業、就労困難な障がい者による農業生産事業など、数々の事業・サービスを創出。これまで生み出した障がい者の雇用数はのべ5,000人以上。
WEB:http://www.generalpartners.co.jp/
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