株式会社インテージホールディングス
「コロナ禍中よりも健康を気にする」割合は52%。「抗ストレス対策」などを目的とした健康食品・サプリメントの利用が増加
株式会社インテージヘルスケア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:村井 啓太、以下インテージヘルスケア)は、生活者13万人へのアンケート調査からセルフヘルスケア(生活者の健康消費・活動)に関わる市場実態をまとめた『健康食品・サプリメント+ヘルスケアフーズ+セルフヘルスケア市場実態把握レポート2023年度版』(以下『健食サプリ・ヘルスケアフーズレポート2023』)を12月12日に発刊します。
高齢化が進み、増え続ける医療費が課題となっている昨今、「セルフヘルスケア」への期待が高まっています。また、コロナ禍を経験する中で、健康であることの重要性や価値も改めて認識されるようになりました。市場全体の把握、商品・サービスの企画、ニーズボリュームの確認、販売チャネル選定など、幅広い目的に活用いただける本レポートより、最新の市場動向の一部をご紹介します。
-----------------------------------------------
健康食品・サプリメント市場動向
-----------------------------------------------
●2023年度の日本の健康食品・サプリメント市場規模(弊社推計)は1兆2,385億円で、対前年-9.8%と減少。同利用者数(弊社推計)は4,968万人で、対前年1.6%減少した。また、1人当たり平均購入金額は24,928円で、対前年8.3%減少した。
●性年代別にみると、1人当たり平均購入金額で「男性」が対前年6.9%、「女性」が9.3%減少した。
1人当たり平均購入金額で減少幅が大きいのは、「男性20代」-30.6%、「女性10代」-27.9%、「男性60代」-12.7%となっている。
●ヘルスベネフィット別に顕在市場規模をみると、「健康維持・増進」がトップ。以下「美肌・肌ケア」、「栄養バランス」、「疲労回復」、「関節の健康」の順位となった。対前年の動きをみると、「発毛・育毛、抜け毛・薄毛対策」が12.9%、「下痢の予防・改善」が8.3%増加した。一方で減少幅が大きいのは「ガン予防・改善」で29.6%減少した。 ※弊社規定のヘルスベネフィット47種類中
-----------------------------------------------
コロナ禍収束後のセルフヘルスケア意識・行動
-----------------------------------------------
●コロナ禍も収束し、生活者のセルフヘルスケアへの意識が変化した。健康に関心がある生活者の半数以上(52%)が、コロナの流行が収束したことやそれに伴う行動様式の変化により、「健康に関わることでコロナ禍中よりも気にするようになったことや、新たに気にするようになったことがある」と回答している。特に「健康維持・増進」、「疲労回復」、「栄養バランス」、「首・肩・腰のハリ・コリ・痛み対策」などでその傾向が見られた。(図1)
●セルフヘルスケア市場への直接的な影響も出ている。コロナ禍中よりも健康食品・サプリメントの利用を増やしたことや、新たに健康食品・サプリメントを利用し始めたヘルスベネフィットをみると、「抗ストレス・ストレス対策」、「尿酸値のコントロール」、「体臭対策」が上位となっている。行動様式の変化に伴うストレスの増加や人に直接会う機会が増えたことなどが、生活者の消費活動に影響を与えていると考えられる。(図2)
(図1)「コロナ禍中よりも気にするようになったことや、新たに気にするようになったことがあるヘルスベネフィット」の上位10項目
(複数回答、ベース:健康への関心についてコロナの影響がある人、n=43,958、調査時期2023年8月)
(図2)「コロナ禍中よりも健康食品・サプリメントの利用を増やしたことや、新たに健康食品・サプリメントを利用し始めたヘルスベネフィット」の上位10項目
(複数回答、ベース:各々のヘルスベネフィットに対する健康食品・サプリメントの対処者、n=11,949、調査時期2023年8月)
-----------------------------------------------
健食サプリ・ヘルスケアフーズレポート2023概要
-----------------------------------------------
2012年度に発刊を始めた本レポートは、漸次発展しつつ今年度で12年目となり、延べ340社以上に提供実績があります。今年度は、生活者13万人以上に対する大規模サンプリング調査を行い、「健康食品・サプリメント市場」「ヘルスケアフーズ市場」「セルフヘルスケア市場」の3つの市場で、市場規模推計や商品・サービス利用者の分析結果をサマリーレポートにまとめました。最新のセルフヘルスケア市場の実態把握を通じて、皆さまの課題解決やビジネス拡大の一助となれば幸いです。
調査・分析概要
調査分析の対象(ヘルスベネフィット/原料について)
【株式会社インテージヘルスケア】https://www.intage-healthcare.co.jp/
株式会社インテージヘルスケアは、ヘルスケア領域のマーケティングリサーチおよび医薬品開発・製造
販売後調査・安全性業務支援をコアビジネスと位置付けています。インテージグループのヘルスケア領
域を担う各社※と一体となり、ソリューションを提供。それにより、ヘルスケア領域のあらゆる課題に対
して、「医療消費者」起点のデータの価値化による、最適な意思決定をサポートしていきます。
※ 株式会社協和企画、株式会社インテージリアルワールド、株式会社プラメド、Plamed Korea Co., Ltd.
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社インテージヘルスケア
健食サプリ・ヘルスケアフーズレポート担当
Mail:ihc-hcf-marketing@intage.com
お問い合わせフォーム:
https://www.intage-healthcare.co.jp/contact/service/
【報道機関からのお問い合わせ先】
株式会社インテージヘルスケア
経営企画本部 経営企画部 広報担当:川畑(かわばた)・深谷(ふかや)
TEL:03-5294-8393(代)
お問い合わせ:pr-ihc@intage.com
企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ
(2023/12/12 14:01)
- データ提供
-
本コーナーの内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMESまでご連絡ください。製品、サービスなどに関するお問い合わせは、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。