必勝!医学部入試

保護者が果たせる役割は?
開業医は特に切実、わが子の意欲引き出すために

 わが子を大学の医学部に進学させたいと考える保護者の悩みはさまざまだと思います。本人が自分から医学部を志望し、現役合格したというケースはまれ。「子供は医学部進学に興味がない」「成績が伸びない」「勉強をしない」といった悩みを抱えている保護者が多いのではないでしょうか。

 医学部の扉を開けるには、保護者が受験の知識を持つことも大切(時事)
 これらの悩みの中で一番深刻なのは「子供が医学部進学に興味がない」だと思います。保護者が開業医で「子供を将来の跡継ぎに」とお考えの場合は特に切実です。今も全国で、継承者がいないことを理由に、苦労して開業した病院や診療所を、泣く泣く閉じるという話も耳にします。

 そんな悩みを抱えている保護者が、子供のために果たせる役割はどんなことなのでしょうか。

 ◇まず医学部受験の知識を持つ

 まず、保護者自身が医学部受験の知識を持つことだと思います。

 現在、私は医学部入試に関する講演会を全国各地で実施をしています。入試情報や勉強方法などさまざまな話をします。どの会場でも、多くの保護者にご参加いただいています。

 会場によっては、参加者のほとんどが保護者の場合もあります。子供の医学部進学を望む保護者は入試について、できる限り情報を得ようと考えているようです。

 これは、保護者が受験生だった時代よりも、医学部入試が難しくなり、受験のシステムも複雑化していると感じているからでしょう。しかし、いまだに「国公立大学が駄目ならば、私立大学へ」と、私大入試の難易度を実際よりも低く考えている方もいます。

 保護者もできる限り、現在の医学部入試についての知識を深めることで、子供と受験に関する会話をする機会を増やし、より真剣に話をすることができます。

  • 1
  • 2
横浜市立大学医学部医学科同窓会 倶進会