必勝!医学部入試

現役で医学部へ合格するためには
国公立大学か、私立大学か まだまだ続く高い人気

 今や医学部は国公立私立を問わず、他学部と比較すると最難関となりました。「東大・京大よりも医学部へ」の言葉が示す通り、成績優秀者の誰もが一度は医学部への進学を考えるようになっています。また、志望大学を選択する際の一つの傾向としては、地元志向が強くなっています。これは、女子の医学部志望者の大幅な増加とも関係があるでしょう。そのため、昔と比較をすると最難関である旧帝大系の医学部と地方の医学部の差は縮まっています。

 私立大学の医学部がとても難化をしていることは、みなさまもご存じだと思います。志願者が大幅に増え、学費を大きく下げた大学も出てきたためです。保護者の時代のように、入りやすい大学もなくなりました。昨年の夏以降に話題となった私立大学の医学部不正入試も、20年以上前ならば問題にならなったかもしれません。

大学入試センター試験で、受験生に配布されたリスニング用の機器=東京都文京区の東京大学 2019年01月19日【時事】

 ◇受験生、保護者、先生の意見

 さて、来年1月で最後の実施となる大学入試センター試験の願書出願も始まりました。志望大学について、決めかねている人も多いかと思いますが、そもそも、国公立大学なのか私立大学なのか迷っている受験生もいると思います。

 医学部は現役合格率が低く、少しでも早く医師になりたいと考える受験生、保護者が多いこともあって、他学部以上に国私選択で悩む人も多くいます。これについては、今までもたびたび相談を受けることがありました。子どもと保護者の意見が異なったり、子どもと保護者の考えは一致しているけれど、高校の先生と違ったりする場合もあります。

 さらに、父親と母親で意見が異なる場合や家庭の経済状況などの事情があると思います。今回は、そのようなもろもろの事情は除外して考えてみようと思います。

 ◇国公立大学に向いている人

 まず、国公立大学医学部を志望する場合、センター試験の試験科目は、英語、数学、理科2科目など大学独自の個別試験である2次試験と同じ科目に加えて、センター試験だけで必要となる国語や地歴公民です(国語は、東大や京大など一部の大学では、2次試験でも課せられます)。

 今までに国公立大学医学部に現役合格した生徒をたくさん見てきましたが、彼らは国語や地歴公民は得意科目としている場合が多く、特に力を入れて勉強をすることなくセンター試験で得点率90%以上を取っていました。特に国語が不得意な人で、国公立大学志望の人は早急に対策を講じなければなりません。

 一般的にセンター試験は、「5教科7科目」型で受験します。私立大学を専願していて、一般入試に加えて、センター利用方式での私立大学受験を考えている人も、センター試験は「5教科7科目型」で受験をする場合が多いです。「5教科7科目」型の場合、900点満となります(英語は250点満点を200点満点に換算)。

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