必勝!医学部入試

「調査書」「面接」の関係は? 
医学部入試、勉強以外も充実を

 ◇字数制限を撤廃

 生徒会活動や学校行事など特別活動における生徒の活動状況については、「特別活動の記録」に記載します。

 もちろん、調査書は高校の担任が記入・作成します。調査書は、これまでA4用紙両面1枚でした。これでは文字数の制限を受けてしまい、具体的な内容を書けなかった場合もあったことから、この制限を撤廃。より弾力的、具体的に記載できるようになります。

 つまり、勉強以外にさまざまな活動を行った人は、今まで以上に評価されることになります。興味がある人は、文科省のWEBサイトに調査書のイメージがアップされていますので、一度ご覧になってください。

 ◇増える担任の負担

 高校のクラス担任は、果たして文科省が求めている趣旨を理解した上で、一人ひとりの生徒の調査書を作成できるのだろうかと心配になります。

 ただでさえ、授業や受験指導、部活動などに追われている場合が多く、今回の調査書の作成変更によって、さらに負担が増えます。推薦入試はもちろんですが、一般入試でも面接試験が課せられる医学部受験者の調査書の場合には、高校の先生のプレッシャーも大きくなると思います。

 ◇「学力」も「学力以外」も

 勉強だけができれば医学部に合格できていた時代もありましたが、近年の医学部入試では、学力以外も求められます。生命倫理感や協調性・協働性、コミュニケーション能力など医師としての適性などです。

 これらは面接試験において、受験生が高校生活をどのように過ごしてきたかを見ることで、おおよそのことが分かるのではないでしょうか。

 「医師志望の理由」「理想の医師像」を深く考えると、高校生活において生徒個人が実践する内容が決まってくると思います。医学部入試を意識した高校生活を送る必要があり、できることを次の表にまとめています。

 ◇気が付けば受験直前

 英語や数学など受験で必要となる試験科目の勉強が一番大切なのは言うまでもありませんが、それ以外にもできることを考えながら、新学期からどのように過ごすか計画するのも大切です。

 新高1生や新高2生は、まだ時間があると思うかもしれませんが、あっという間に時間が過ぎ去ってしまい、気が付けば受験直前になってしまった人は多いといいます。

 新型コロナウイルス感染防止のため多くの高校が今月に入って休校。そして春休みに入ります。今回のテーマが受験までの高校生活をどのように送るかを一度考えるきっかけになればと思います。(医系専門予備校メディカルラボ 山本雄三)

  • 1
  • 2

必勝!医学部入試