必勝!医学部入試

コロナ禍の医学部受験対策
夏休みはこれが重要!

 2021年度医学部入試は、これまでになかった二つのことが受験生に影響を与えます。一つ目は想定外だった新型コロナウイルスの感染拡大。二つ目は共通テストを始めとする大学入試改革の開始です。受験というイベントだけでも大きな負担とプレッシャーを与えるのに、加えて二つのことが同時に起こるわけですから、受験生の負担はとても大きくなります。そして医学部のような難関学部を志望する場合には、さらにその影響が大きくなるでしょう。

 ◇オープンキャンパスに参加する

 英語や数学などの入試科目を中心とした受験勉強については、説明をするまでもなく夏休みに多くの時間を割いて最優先で取り組むと思います。

 それ以外にも、医学部志願者が夏休みにやっておいた方が良い重要なことを二つ解説します。

 毎年、夏休みを中心にほぼ全ての大学でオープンキャンパスが実施されます。これまで私は、医学部志願者に対して、自分が受験を考えている大学については遠方であっても、オープンキャンパスへの参加を促してきました。その理由は、モチベーションアップにつながることと、大学案内には記載されていない何らかの新たな発見があるからです。

 特に医学部の場合には、一般選抜も含む全ての入試日程で面接試験が実施されます。いくつかの大学の面接試験では「オープンキャンパスに参加したか」や「この大学に来るのは初めて?」「大学の印象は?」などの質問をされる場合もあります。

近畿大学のWEBサイトより

 ◇今年はWEB開催で面白い

 例年ならば各大学の医学部キャンパスで開催されるオープンキャンパス。今年は、コロナ禍を考慮して実際にキャンパスに足を運ばなくても参加できるように、インターネットを利用して実施する大学が多くを占めます。

 例えば近畿大学の場合、大学WEBサイトのオープンキャンパス頁にアクセスすると、『決して近大には 来ないでください』のバナー(下記参照)が飛び込んで来て、これだけでもとても興味をそそります。動画で医学部のミニ講義を見ることもできるようです。また、「ZOOM」を利用した「受験・進学相談」や近大生と直接会話できる「オンライン相談会」も実施されます。

 併せて近畿大学の医学部は、8月9日に狭山キャンパスで参加人数を限定したオープンキャンパスを実施する予定(事前申し込みが必要)のようです。

 各大学は、独自のさまざまなプログラムを考えています。WEB開催なので、自宅から遠方の大学だとしても、時間と費用をかけずに参加できることは、受験生にとっては大きなメリットです。少しでも興味のある大学については、できる限り多く参加してみてはいかがでしょうか。

 事前申し込みが必要な大学があります。開催日前の早い時期から受付を開始している大学もあるため、受験予定や興味のある大学については、すぐにでも調べてみましょう。

 ◇志望動機書の作成は夏休みに!

 多くの大学では出願時に志望動機書や自己推薦書などを提出しなければなりません。そこには、最低限「医師の志望理由」とともに「本学の志望理由」について書くことになります。その大学でなければならない明確な志望理由を持っていれば問題ありませんが、そうではない場合には多くの人が志望動機書の記入に苦労しています。

 願書など提出書類の締切日が近くになってから、作成に取りかかる人もいます。私立大学を受験する場合には、5校以上に併願で出願する人もいますが、受験勉強に追われている場合には、大学の案内書などに書いてある当たり障りのない内容をただ転記することになりかねません。「志望動機書」などを点数化する大学もあるため、可能な限り大学側を納得させるような内容を書いた方が良いことは言うまでもありません。

 もちろん面接試験を受験する際には、面接官の手元に「志望動機書」などが置かれており、面接官はその内容を見ながら質問をする場合もあります。

 学校推薦型選抜や総合型選抜(旧AO入試)などは、字数が2000字におよぶ志願動機書や自己推薦書を提出する大学もあり、簡単に短時間で完成できる人は少ないと思います。また、一般選抜よりも志願者数が少ないために、書かれている内容はじっくりと吟味されて面接試験が行われると考えてよいでしょう。

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