必勝!医学部入試

コロナ禍の医学部受験対策
夏休みはこれが重要!

 ◇「主体性」も評価される

 また、大学入試改革においては、学力以外に「主体性」の評価が行われます。

 主体性とは、「自分の意志・判断によって、みずから責任をもって行動する態度や性質」(三省堂 大辞林WEB版)であり、これからの変化が大きく、予測不可能な時代を生きていくために必要な力の一つでもあります。

 この主体性は、調査書や志望動機書、面接試験などで評価する大学が多くあります。主体性ということも意識して志望動機書の作成を考えましょう。

 少しでも時間的な余裕のある夏休みの間に、志望動機書や自己推薦書は、ある程度は完成をさせておいた方がよいでしょう。

 そこで大きなヒントになるのが、先ほどお伝えしたオープンキャンへの参加です。つまり、志望動機書などを作成するということも頭に入れて、作戦を練ってから参加をすれば、自分で考えている以上に、さまざまな大学の情報や魅力を入手できると思います。

 ◇「アドミッションポリシー」の確認も忘れずに!

 志望動機書を作成する上で、もう一つ意識をしなければならないことがあります。それはアドミッションポリシーです。そこには各大学が「求める学生像」などが書かれています。

表1

 どのような人物に受験してほしいのか、入学してほしいのか、将来どのような医師になってほしいのかなどが書かれています。アドミッションポリシーには、大学の歴史や医学部の成り立ち、地域性なども反映されています。

 本来は、アドミッションポリシーを読んでから、自分自身がその大学の求める学生像に合致しているかどうかを考えた後に、受験するかどうかを決めなければなりません。

 例えば、同じ仙台市にある東北大学と東北医科薬科大学のアドミッションポリシーを熟読すると、その違いがわかるかと思います。

 東北大学は100年以上の歴史のある大学です。「表1」は大学全体の理念を抜粋していますが、「研究第一」や「国際的リーダーを育成」などが特徴です。

 一方、東北医科薬科大学の医学部は東日本大震災後の2016年に、既存の東北薬科大学に医学部が新設され、改名されて発足しました。「東北地方の地域医療を支える」ということが使命であるために、アドミッションポリシーの最初にもそのように書かれています。

 つまりアドミッションポリシーの理解なしに、志望動機書などの作成や面接試験に臨むことはできないということです。
(表1)
 受験の可能性のある大学については、その大学のアドミッションポリシーを読んで理解することも、非常に重要であることがわかると思います。

 いよいよ8月に入ります。今年は新型コロナウイルスの影響で、夏休みが短くなる高校が多いと思います。受験勉強以外に少しでも時間を作って、ここで述べた志望動機書を作成し、オープンキャンパスへぜひ参加してください。(医系専門予備校メディカルラボ 山本雄三)

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