治療・予防

甲状腺ホルモンの過剰分泌=バセドー病は根気強く治療を

 ◇薬や放射線で治療

 治療の第1選択は服薬で、メルカゾール(商品名)やプロパジール(同)といった薬で甲状腺ホルモンの過剰分泌を抑制する。服薬期間は年単位に及ぶことも多く、和田院長によると、患者自身の服薬への取り組みや定期的な受診が、より良い治療には非常に重要だという。発疹や関節炎、肝機能障害や白血球減少などの副作用で服薬が継続できない場合は、放射線治療や外科的治療に切り替えていく。

 バセドー病は未治療でいると、心房細動という不整脈を招くことがあり、血栓ができやすくなる。感染症を併発して重症化すると、甲状腺クリーゼと呼ばれる状態に陥り死亡することもあり、女性では骨粗しょう症の進行や不妊の原因にもなる。和田院長は「発症を防ぐ方法は今のところ無いので、疑わしい症状がある場合は甲状腺疾患の専門医に相談してほしい」と話している。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)

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