治療・予防

抗がん剤の副作用を漢方で改善=西洋薬による治療を「補完」

 ◇自己判断は禁物

 しかし、これまで漢方薬の効果を実証した臨床試験はまだ少なく、がん治療の現場における漢方薬の地位は決して高くない。患者が漢方薬を試してみたくても、医療機関によっては漢方療法を認めてくれないこともある。

 「当センターにも『漢方薬の処方が受けられる病院を教えてほしい』という問い合わせが寄せられます」と宮野研究員。現在のかかりつけ医で漢方薬の処方が難しい場合は、「QLife漢方」で検索すると、最寄りの医療機関が分かる。

 また、宮野研究員は「漢方は“代替療法”ではありません」と強調。抗がん剤に取って代わるのではなく、あくまでも西洋薬による治療を「補完」するのが漢方薬だ。さらに、効果や副作用が比較的マイルドとされる漢方薬であっても、大量に服用するのは危険だ。

 「ほとんどの漢方薬に含まれる甘草は、過剰摂取すると筋力低下、ひどい場合は心不全を引き起こすことがあります」と、宮野研究員も注意深い処方と服薬を勧める。漢方薬の処方を希望する場合は、必ず正しい知識を持つ医師が在籍する医療機関に相談してほしい。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)

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