治療・予防

生活の質低下、つらい便秘
大腸がんが原因の場合も


 ◇直腸が原因の便秘も

 一方、直腸性便秘は便の排出障害が原因だ。加齢や出産などで直腸と膣(ちつ)の間の壁が弱くなり、いきんだときに壁が膣側に膨らむ直腸瘤(りゅう)や、いきんだときに骨盤底筋に力が入って肛門が開きにくい協調障害など、直腸自体に問題がある。

 「直腸瘤は、直腸と膣の間の筋肉を引き寄せて強い壁を作る手術で改善することが多い」と山名部長。協調障害は、モニターを見ながら力の入れ具合を確認してこつをつかむバイオフィードバック療法が有効だ。

 「直腸性便秘は、腸のぜん動運動や便の形状に問題はありません。食事や運動、薬物療法でも改善しない場合には、大腸肛門科で直腸指診や排便造影検査などを受けましょう。大腸がんの早期発見のためにも、50歳以降は便潜血検査を年1回、2~3年に1回は内視鏡検査を受けてください」と山名部長は説明する。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)

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