治療・予防

急な腰痛、脊椎圧迫骨折かも
骨粗しょう症が主な原因


 ◇保存療法や手術で対応

 治療の原則は保存療法だ。コルセットやギプスで患部を押さえ、骨の変形を防ぎながら歩行訓練をする。3カ月程度で改善することが多いが、痛みが続いたり、まひ症状があったりすれば手術も検討することになる。

 最近、よく行われる手術法が「バルーン椎体形成術(BKP)」だ。背中の左右5ミリほどを切開し、針を挿入する。背骨の中で風船を膨らませ、骨折でつぶれてしまった部位を押し広げて骨セメントを詰める。1時間ほどで手術は終わる。切開幅も小さいので体への負担が少ない。

 一方、神経まひがある場合は、チタン製の金属で骨折部位を固定し、脊髄神経への圧迫を取り除く固定術が行われる。切開幅が大きく、手術も数時間に及ぶ。

 女性では65歳、男性では70歳を超えると圧迫骨折が起こりやすくなるという。「骨粗しょう症は痛みがないので発見が遅れ、治療もおろそかになりがちです。診断されたら薬物治療を怠らないこと。骨折してしまった場合も、放っておくと次から次に骨折が連鎖する傾向があるので、早めに保存療法などを受け、重症化を防いでください」と市村教授は呼び掛けている。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)

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