ハヤミミDr.純子のメディカルサロン

第19回 トップがメタボな企業は社員もメタボ気味

 ◇産業医の視点でお勧めできる「健康経営第一歩」
 私がお勧めしているのは、座り放しのデスクワークの仕事がほとんどの企業では、朝と午後3時に簡単なストレッチができるように5、6分間、音楽を静かに流したりして体を動かす機会をつくるようなプログラムです。先日、ある企業で6分間、午後3時にストレッチを全員でする試みをしました。パソコン作業が続く業務の合間にほんの6分間ですが、体を伸ばすことで体だけでなく、精神的に緊張が緩み、表情が柔らかくなる方が多いと感じました。

 昼休みにストレッチができるような場を提供したり、社員食堂のヘルシーメニューを公募作成したりするなど、自分の会社に合ったプログラムを、楽しくできるようにするのもいいですね。公募して採用された人を表彰すれば、従業員のモチベーションを高めることもできると思います。

 健診受診率を高めるポスターを募集するなど、従業員が自ら健康に意識を向ける機会を増やすのも健康経営の一環でしょう。従業員の健康は収益増大につながる。すぐに結果は見えませんが、将来は健康経営の企業が繁栄するのだと思います。

                                                                                                 (文 海原純子)

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