必勝!医学部入試

結局、女子と多浪生はどう臨めばよいのか
医学部不正入試の影響を受けて

 衰えることを知らない医学部人気。2019年度入試は平成最後の入試になります。18年の夏頃から大きな話題を呼んだ医学部の不正入試については、気になる保護者・受験生も多いかと思います。

不正入試問題で、今後の対応などについて記者会見する東京医科大学の林由起子学長(左奥)ら=2018年11月7日、東京都新宿区【時事】

 ◇異なる内訳の公表

 医学部医学科は全部で81大学ありますが、毎年、入学試験終了後に合格者や入学者が確定すると、多くの大学では4月以降に「志願者」をはじめ「現浪別」や「男女別」などの内訳を公表します。大学によっては、一部の内訳しか公表しません。

 「現浪別」などは私立よりも国公立の方が非公表にしている大学が多いです。また公表の対象は、総合格者であったり入学者であったり正規合格者であったりと大学によって違います。「現浪別」も幾つかの大学では浪人年数別に詳しく公表しています。

 つまり、公表される数値には何ら一貫性がないということと、公表を控えている大学には、何らかの意図があってのことだと考えられます。

 ◇発覚した不正入試

 このような状況下、19年度の医学部入試は実施されます。各大学は毎年7月ころまでに選抜要項を、そして12月末頃までには募集要項を公表します。秋頃までには各大学がどのような入学試験を実施するかは決定しますが、浪人生や女性に不利な得点操作をするなどしていた東京医科大学をはじめとする幾つかの大学で不正入試が明らかになった事態を受けて、医学部入試がどのように変わるのか。

 世間だけでなく文部科学省も目を光らせていると思うので、さすがにあからさまな不正入試はなくなると思います。「あからさま」と表現したのは、「女子」や「多浪」というだけで、英語や数学など学科試験の総合計点から一定の点数をマイナスするようなことを指します。

 ◇面接、小論文で操作?

 私自身は、これまでこのような操作を行っていた大学はほとんどなかったと考えています。あったとすれば、多くの場合、面接試験や小論文試験での操作だと思います。これらの試験は、一人ひとり答えが違い、正解が一つではありません。特に面接試験では一段とその傾向が強く、面接官や採点者との相性にも大きく左右されることがあります。

 そこで19年度入試について、面接試験にはどのように臨めばよいのかについて、お伝えしようと思います。そこで、今回一番の問題となった「女子受験生」と「多浪生」に分けて考えてみよう思います。

 ◇女子受験生はどのように臨めばよいのか

 面接試験の質問内容に関しては、ニュースなどで取り上げられている『セクハラ』といわれる質問があります。例えば「結婚はするのか」「子供は産むか」などが該当するかと思います。昨年まで、このような質問をする面接官が少数ですがいたことは事実のようです。

 しかし、今回、これだけ問題になったことから、各大学は面接試験に対するマニュアル作成やコンプライアンス順守のための研修などを行っていると思います。今後、このような質問すれば、受験生の中にはツイッターなどのSNSに投稿する可能性もあり、各大学は神経質にならざるを得ません。

 しかしながら、これに類する質問はされるでしょう。

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