必勝!医学部入試

結局、女子と多浪生はどう臨めばよいのか
医学部不正入試の影響を受けて

 ◇大学は神経質に

 例えば、「理想の医師像は?」「10年度、20年後にどのような医師になっていると思うか」「医師の仕事を一生涯続ける気持ちはあるか」などは、今までも多くの大学の面接試験で質問されていました。

 これらは、いずれも「医学部進学=就職」という観点から、本気で医師になることと生涯の職業として考えているかを問うています。三つ全ての質問をされる場合もあるかもしれません。

 また、女子受験生の場合、将来、外科や救急科などの体力を要するとされる診療科に進みたいと何らかの形で回答した場合、「体力はあるか」と質問されることもあります。

 ◇自分の考えをまとめる

 併せて、不正入試や国会で議論されている「働き方改革」については、女子受験生だけではなく、男子受験生も含めて、「女性医師の増加についてどう思うか」「医師の過重労働と解決策は?」などの質問が予想されます。大学側は若い受験生からの考えを素直に聞いてみたいのかもしれません。

 ここで述べた質問内容くらいは、医学部受験生ならば前もって自分の考えをまとめておいたほうがよいと思います。

 ◇多浪受験生はどのように臨めばよいのか

 医学部がその他の学部と違うことの一つは、現役合格率が低いことです。この割合は多くの場合、国公立大学よりも私立大学の方が低くなります。私立大学の場合も大学によって異なり、3浪以上を多浪生と考えている大学も多いようです。医師としての就労期間が短くなることなど、幾つかの理由で多浪生の入学を敬遠したいと考えていた大学はあったと思います。

 しかしながら、不正入試を受けて、ただ単に多浪生を差別するような面接試験は無くなると思います。では、多浪生に関しては面接試験でどのような内容が質問されるのか。

 ◇情熱と説得力

 例えば、「浪人生活はどうだったか。得たものはあったか」「どのように勉強をしていたか」「もし、今年も不合格だったらどうするか」「医師以外でやりたい仕事はあるか」などの質問については、自分の考えをまとめておいた方がよいでしょう。

 医学部の面接試験ではさまざまな質問が受験生に投げかけられますが、一番大切なことは「医師志望の理由」について、いかに説得力と情熱をもって、面接官に伝えることができるかだと思います。

 ◇多浪、女子に優しい入試

 19年度の医学部入試は、全体的に見れば女子受験生と多浪受験生に優しい入試になるのではないかと思います。

 医学部合格を勝ち取るためには、まずは学科試験で、できる限り高得点を取ることです。次に面接試験、小論文試験の対策を前もって万全に行うことです。特に面接試験については、募集要項には『面接の評価が著しく低い場合、総合得点にかかわらず不合格とする』と記載している大学も多くあります。各大学の傾向に沿った十分な模擬面接で練習を重ねて、本番入試に臨みましょう。(医系専門予備校メディカルラボ 山本雄三)

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