眉毛アートメイクで失敗しない!デメリットや注意点を知って後悔のないアートメイクを!

【徹底解説】眉毛アートメイクのデメリットと注意点

2024年2月13日

医療法人 優桜会 りょうこ皮ふ科クリニック院長 西林涼子医師

監修医師 西林 涼子(にしばやし りょうこ) 医療法人 優桜会 りょうこ皮ふ科クリニック

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関西医科大学卒業、医療法人 優桜会 りょうこ皮ふ科クリニック院長。形成外科専門医を含めた4つの専門医をもち、保険・自由診療の両方の面から、患者様のお悩みに最大限寄り添うオーダーメイドな治療の提案が得意。笑顔を引き出す誠実な医療を提供している。

美しい眉毛を手に入れたいと考える方にとって、アートメイクは魅力的な方法です。しかし、施術には注意が必要で、不適切な手法やアフターケアの不足が失敗につながることもあります。

この記事では、眉毛アートメイクのデメリットや、注意点を詳しく解説します。安心して施術を受けられるよう、ぜひ参考にしてください。

アートメイク眉のデザインに関する5つの失敗例

眉毛アートメイクのよくある失敗

眉毛アートメイクは、理想の眉を手に入れる魅力的な手段です。しかし、残念ながら失敗することもあります。

ここでは、アートメイクで起こり得る5つの失敗例を挙げ、それぞれの対処法を紹介していきます。後悔のないアートメイクのためにも、必ずチェックしておきましょう!

①希望していたデザイン通りにならなかった

いくら事前のカウンセリングで希望のデザインを伝えても、実際の仕上がりが期待と異なることは珍しくありません。これは、クリニックの技術水準や、眉毛の自然な毛並みを考慮していない施術計画が影響している場合がほとんどです。

理想とするアーチ型の眉が自分の眉の形状に合わない場合、不自然な仕上がりになる可能性があります。理想の眉に近づけるためには、HPやSNSを確認して施術者の技術をチェックしておくことが重要です。

②左右差が出た

眉のアートメイクでは、左右のバランスが非常に重要です。理想的なデザインを実現するためには、左右差を最小限に抑える必要があります。

左右差を避け、理想に近いデザインを実現するためには、施術前のデザインの確認と施術者とのコミュニケーションが欠かせません。

③濃く太い眉になった

眉の濃さや太さは、施術時の色素の選択や施術の強さによって左右されます。パウダー技法や4D技法のような高度な技術を使用する場合、微妙な色の変化や線の太さが仕上がりに大きく影響することもあります。

眉毛アートメイクの仕上がりは、施術後の1週間を通じて徐々に自然な眉毛に近づく期間が必要で、その間に色や形が定着していきます。

④色が変色した

眉のアートメイクは、時間が経過すると色が変色する可能性があります。これは、使用される色素の質や肌のタイプ、そしてアフターケアの方法によって変わります。

茶色の色素が、時間の経過とともに予想外に赤っぽく変化することもあるでしょう。このような問題を避けるためには、色素の種類や品質を事前にしっかりと確認し、メンテナンスが容易な医療機関で施術をすることが重要です。

⑤ベタ塗りのようになった

自然に見える眉毛アートメイクを目指していても、ベタ塗りのような仕上がりになるケースがあります。この問題は、施術者の技術不足や、眉毛の毛並みを十分に考慮していない施術方法に起因することが多いです。

パウダーや4Dの技法を用いる際には、眉毛の自然な毛並みに合わせた細やかな施術が必要となります。これらの技術を駆使しても、施術者の熟練度が低いと、期待される仕上がりからかけ離れた結果になる可能性が高いでしょう。

アートメイク眉の健康被害に関する2つの失敗例

眉毛アートメイクの健康被害

眉毛アートメイクの施術は魅力的ですが、時には健康被害を伴う失敗が発生することもあります。

ここでは、アートメイクにおける健康被害として、特に注意すべき2つの失敗例を紹介します。

①強い痛みや腫れが続いた

眉毛アートメイクの施術後には、痛みや腫れが続くことがあります。これは施術時の針の使用法やアレルギー反応、肌の敏感さなどが原因で起こり得る問題です。一部の方は色素に対するアレルギー反応があり、予想外の痛みや赤くなる腫れを経験する場合があります。

このため、事前のカウンセリングでアレルギーの有無を確認し、施術するクリニックで適切な対策をとることが重要です。特に、皮膚が敏感な方は赤みや痛みを最小限に抑えるために、施術方法や材料に細心の注意を払う必要があります。

②傷跡が残った

施術の技術不足や皮膚の反応により、アートメイク後に傷跡が残ることがあります。これは、針の深さや圧の調整が適切でない場合に起こります。皮膚に深い傷を残すリスクがあり、その結果、仕上がりに影響を及ぼすことも少なくありません。

上手い施術者はダウンタイムを最小限に抑え、優れたアフターケアを提供し、これらのリスクを軽減します。適切なアフターケアは、理想的な結果を得るために不可欠です。

アートメイク眉のメリット:メイクが楽になりすっぴんに自信が持てる

眉毛アートメイクのメリット

眉のアートメイクの大きなメリットは、毎日のメイクが楽になることです。メイクをしなくても眉毛がしっかりしているため、すっぴんに自信を持てるようになるでしょう。

また、朝の忙しい時間帯に眉毛を描く手間が省けるだけでなく、水や汗に強いため、スポーツやレジャーを楽しむ際も安心です。さらに、アートメイク眉は自然な眉毛のように見えて手入れが容易で、生えてくる新しい眉毛も自然に馴染みます。

自分の外見に自信を持てるため、日々の生活にプラスの影響を与えることも少なくありません。

アートメイク眉で失敗したくない人必見!デメリットからわかる5つの注意点

眉毛アートメイクの注意点

眉のアートメイクは、忙しい朝の時短やすっぴん美人になるための強い味方です。しかし、知らずに踏み込むと失敗することもあります。

ここでは、アートメイクで失敗しないために知っておくべき5つの重要な注意点を紹介します。これらのポイントを押さえておけば、後悔のない美しい眉を手に入れられるでしょう。

①医療機関で施術を受ける

アートメイクの施術を受ける際は、医療機関での施術が安全だとされています。美容院やエステサロンでも同様の施術を提供している場合がありますが、医療機関を選ぶことで、施術に伴う危険やトラブルの可能性を減らせるでしょう。

万が一施術中に皮膚に異常が生じた場合、医療機関であれば、迅速に適切な医療処置を受けられます。

②アフターケアを怠ると定着しないこともある

アートメイク後のアフターケアは非常に重要です。適切なケアを怠ると、色が定着せずに施術の効果が薄れる可能性があります。

施術後は一定期間水に触れないようにする、日焼けを避けるなどの注意が必要です。アフターケアの方法は施術者から詳しく説明されますので、ダウンタイムを守り、しっかりと保湿ケアをしましょう。

また、施術後しばらくの間は飲酒や日光浴を避け、ニキビや炎症を防ぐためにもスキンケアは欠かせません。ワセリンなどを使った保湿が効果的ですが、アフターケアの経過に合わせた対応を心がけましょう。

③2回以上の施術が必要になる

眉のアートメイクで理想的な仕上がりを得るためには、1回の施術だけでは不十分なことが多いです。色素の定着や形の微調整を適切に行うため、通常2回以上の施術が必要になります。

回数の増加は追加料金につながるため、施術を受ける前に全体のコストをしっかりと把握しておきましょう。

④1度入れたら簡単には消せない

眉のアートメイクは、一度施術すると簡単には消すことができません。特に色を薄くしたい場合には、注意が必要です。

デザインや色に満足できなくなったときには、レーザー技術を使って除去する方法があります。しかし、この処置はクリニックで行われるため、時間と追加の費用が発生します。

このことから、施術を受ける前には、デザインや色を慎重に選ぶことが非常に重要です。適切な選択によって、後悔せずに理想の眉毛を手に入れられるでしょう。

⑤施術直後は色が濃く見える

施術直後は、眉の色が濃く見えることがあります。事前に説明されますが、これは一時的なもので、経過とともに色は自然に薄れていきます。

施術直後の色の濃さに驚かず、1週間程度の時間をかけて色が落ち着くのを待ちましょう。通常、施術から1週間から10日程度で自然な色合いに落ち着き、理想の眉色が手に入るでしょう。

アートメイク眉で失敗しないクリニックの3つの選び方

眉毛アートメイクのクリニック選びのポイント

眉のアートメイクを成功させるためには、クリニック選びが大切です。料金だけでなく、サービスの質や施術に関連する注意点も考慮しましょう。

ここでは、失敗を避けるために特に注目すべき3つのポイントをご紹介します。これらのポイントを事前に把握し、適切なクリニックを選ぶことで、満足のいくアートメイクを受けられます。

①アートメイク眉の実績や症例数を確認する

クリニックを選ぶ際は、眉のアートメイクの実績や症例数を確認しましょう。豊富な実績があるクリニックでは、多くの成功例とともに、さまざまな失敗例からの学びを持っています。

実績や症例数は、クリニックのWebサイトやパンフレットで確認できます。また、実際の施術例の写真を見ることで、技術の質やデザインの幅もチェックできるでしょう。これらは、眉の仕上がりを左右する重要なポイントです。

②カウンセリングが丁寧で話しやすい施術者を選ぶ

カウンセリングでの施術者とのコミュニケーションは、満足のいく結果を得るために大切です。丁寧なカウンセリングを行う施術者は、患者の希望や不安をしっかりと理解し、適切なアドバイスをしてくれます。

カウンセリング時には、自分の希望する眉の形や色、疑問点などを積極的に伝えましょう。十分な時間をかけて理想のデザインを考えることが、眉の仕上がりを左右する重要なポイントです。

③アフターフォローや保証の充実さをチェックする

アフターケアや保証の充実も重要な選択基準となります。施術後のケアや万が一のトラブル時の対応方針を事前に知っておくことは、安心して施術を受けるためには欠かせません。

アフターケアの内容や保証制度については、施術前にクリニックに確認しましょう。適切なアフターケアをしてくれるクリニックを選ぶことが大切です。

アートメイク眉で失敗したらリタッチや除去を検討しよう

眉毛アートメイクで失敗した時の対処法

眉のアートメイクで失敗した場合は、リタッチや除去を検討しましょう。リタッチは、形や色を調整するための再施術です。一方、除去はレーザーなどを使用してアートメイクを取り除く方法です。

これらの処置には追加の料金や時間がかかるため、事前にしっかりと情報を集めることが重要です。万が一失敗したら、すぐにクリニックに相談しましょう。

アートメイク眉の失敗に関するよくある質問

眉のアートメイクは危険ですか?

無資格者による施術は、感染症のリスクを高める可能性があるため危険です。眉のアートメイクは、針を用いて色素を皮膚に注入する施術で、感染症のリスクが伴います。そのため、施術者の資格や衛生管理が極めて重要になります。
眉のアートメイクを安全に行うには、看護師や医師などの医療従事者が施術するクリニックを選びましょう。

眉のアートメイクを入れたらレントゲンができないって本当ですか?

眉のアートメイクがレントゲン検査に影響を与えることはありません。
ただし、MRIなど特定の検査では、使用された色素によっては影響が出る可能性があります。施術前に眉アートメイクをしていることを申告しておきましょう。

眉のアートメイクをすると自眉はなくなりますか?

眉のアートメイクは、自眉の毛を除去する処置ではなく、単に皮膚の表面に色素を加えるものです。自眉はそのまま自然に成長を続けるため、通常通りのケアが必要になります。

眉のアートメイクを受けた当日はお風呂に入れますか?

アートメイクを施した眉周囲は、身体が温まると腫れや赤みが悪化する恐れがあるため、入浴は施術の翌日以降にすることをおすすめします。もしシャワーを浴びる場合は、顔の部分を水から守り、眉周囲を濡らさないように注意しましょう。

まとめ:アートメイク眉で失敗したくないなら注意点を知ったうえで施術を受けよう

【徹底解説】眉毛アートメイクのデメリットと注意点のまとめ

眉のアートメイクで理想的な形にするためには、適切な施術者の選択、施術に対する理解、そしてアフターケアが重要です。この記事で紹介した失敗例や注意点を参考にして、しっかりと準備する必要があります。

正しい知識と注意をもって施術に臨めば、眉のアートメイクで後悔のない結果を得られるでしょう。

この記事の監修医師

医療法人 優桜会 りょうこ皮ふ科クリニック院長 西林涼子医師

監修医師 西林 涼子(にしばやし りょうこ) 医療法人 優桜会 りょうこ皮ふ科クリニック

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関西医科大学卒業、医療法人 優桜会 りょうこ皮ふ科クリニック院長。形成外科専門医を含めた4つの専門医をもち、保険・自由診療の両方の面から、患者様のお悩みに最大限寄り添うオーダーメイドな治療の提案が得意。笑顔を引き出す誠実な医療を提供している。
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伊藤 真実(Ito Mami)

伊藤 真実(Ito Mami)

健康・医療・美容ジャンルを得意とするライター。自ら施術やカウンセリングを受けて比較検証。さらに、専門的な知識を持つ医師への取材を重ね、信頼性の高いコンテンツ作りを心掛けている。