その他のウイルス検査 家庭の医学

 麻疹(ましん)ウイルス、ムンプス(おたふくかぜ)ウイルス、ポリオ(小児まひ)ウイルス、単純ヘルペスウイルス、水痘(すいとう)・帯状疱疹(ほうしん)ウイルス、EBウイルス、サイトメガロウイルスなど、さまざまなウイルス感染症に対する検査があります。
 ただし、一般的に抗体が体内で産生されて、検出されるようになるまでには2~4週間程度が必要なため、発病時には検査をしても陽性にならない場合が多くあります。このときは、さらに2回目の検査を2~4週間後に実施して、抗体価の上昇を確認することで診断を確定します。

■基準値:陰性(-)

(執筆・監修:国際医療福祉大学大学院 臨床医学 教授〔臨床検査医学〕 下澤 達雄)