治療・予防

パソコン作業時の姿勢に注意=IT猫背が肩凝りと頭痛の原因

 パソコン(PC)に向かう自分の姿勢を意識したことはあるだろうか。背中を丸めてモニターをのぞき込み、時にはその姿勢が1日中続くこともあるのでは? スポーツ・栄養クリニック代官山(東京都渋谷区)の武田淳也理事長は「PC作業で無理な姿勢を続けると、肩凝りや頭痛、腰痛の原因になったり、胸部が閉塞(へいそく)気味になることで呼吸が十分にできなくなったりします」と、近年広がりを見せる「IT猫背」が体の不調の原因になっていると訴える。

 ◇スマホの多大な影響

 スマートフォン(スマホ)やタブレットPCの普及で、こうした無理な姿勢を取ることが場所を問わずに広がっている。通勤電車の中や自宅のリビング、布団の中でさえスマホを手放せず、ツイッターやフェイスブック、ゲームに熱中し、気が付けば時間がたっていたという人も多いはず。
 「長時間同じ姿勢を取ることを避けるだけでなく、デスクワークや普段の生活の中で意識せずにしている『不良姿勢』を改善し、『ホームポジション』という中間位姿勢を身に付けることが大事です」と武田理事長。
 「ホームポジション」とは、姿勢が悪くなったら戻る正しい位置のこと。デスクトップPCを使う場合は、モニターは頭よりやや下、肘は鈍角で、足はしっかり床に付ける。手首はデスクの上で自然に動かせること。ノートPCならモニターの位置が低いので、少しのけ反り気味でもよい。ただし、体は斜めでも頭は重力と同方向にすることで、首への負担を軽減させるといいそうだ。

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