治療・予防

耳掃除のし過ぎに注意=「プールの季節」に増える外耳炎

 「プールの季節」になると外耳炎が増えるのは、耳の中が高温多湿になることと耳あかに原因があるという。大平耳鼻咽喉科(大阪府東大阪市)の大平真司院長は「耳あかをためるのも耳掃除をし過ぎるのも、どちらも外耳炎を起こしやすいので注意が必要です」と呼び掛けている。

 ◇症状はかゆみや痛み

 外耳炎の多くは黄色ブドウ球菌に感染することで起こる。耳たぶから鼓膜まで続く3センチほどの「外耳道」と呼ばれる部分にできものができたり、耳掃除などで傷つけてしまったりすると、菌が繁殖する。黄色ブドウ球菌は人の皮膚表面や毛穴などに存在する常在菌の一つで、高温多湿の環境で繁殖しやすい。

 夏はプールで泳ぐ機会やシャワーを浴びる回数が増え、汗の影響もあり、耳の中が湿った状態になりやすい。たまった耳あかは湿気を吸収して膨らみ、耳の穴が詰まったような感じがする。そのため、指や耳かきなどで頻繁に触ってしまい、外耳道に傷を付けてしまう。

 外耳炎の主な症状はかゆみと痛み、閉塞(へいそく)感など。食事の際にあごを動かすと痛みが生じることもある。炎症が強くなると耳鳴りがしたり、口を開けるのが困難になるほど痛みが増したりする。

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