梅毒になったら何科に行けばいい?オンラインで梅毒の診療を受けられるクリニックも紹介
梅毒は、感染後の時間経過とともに症状が変化する性感染症の一つ。治らない病気というイメージもあるかもしれませんが、すぐに治療を開始すれば完治可能なのが梅毒です。
この記事では、梅毒の症状別に受診すべき科を詳しく解説し、オンラインでの診療を受けられるクリニックも紹介します。
梅毒を疑った際に何科を受診すればいいのかわからない方、治療や検査に対して不安がある方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
目次
梅毒かも?と思ったらすべきこと
梅毒は、感染するとさまざまな症状を引き起こす性感染症です。しかし、初期の症状は他の病気と似ているため、自分が梅毒に感染しているかどうかを正確に判断するのは難しいでしょう。
ここでは、梅毒の疑いがある場合にすべきことを解説します。
医療機関を受診してすぐに検査をうける
梅毒かも?と思ったらすぐに医療機関を受診し、梅毒検査やエイズなどの検査を行うことが大切です。
早期の受診は誤診のリスクを低減し、適切な診断を受けることができます。検査結果が陰性であれば安心ですが、陽性の場合は速やかな治療を行いましょう。
早期に治療することで完治が可能
梅毒は、早期に治療を開始すれば完治が可能な病気です。治療の内容や期間は、症状の進行度や感染経路によって異なることがあります。
抗生物質を用いた治療が行われるものの、治療を適切に受けないと後遺症が残るリスクや完治しない可能性が高まるため、医師の指示に従い治療期間をしっかりと守ることが大切です。
こちらの記事では梅毒の初期症状を男女別に紹介しているので、「梅毒かも?」と不安な方は確認しておきましょう。
梅毒は何科を受診すればいい?症状別に解説
梅毒の症状は、感染経路や感染からの経過時間によって異なります。そのため、何科を受診すればよいのか迷う方も多いでしょう。
ここでは、症状別に受診すべき科を解説します。
皮膚に症状があるなら皮膚科
皮膚に赤い斑点やかゆみ、潰瘍などの症状が現れた場合、皮膚科で梅毒検査を受けましょう。日本皮膚科学会によれば、早期の梅毒検査が重要で、皮膚科でわかる症状も多いそうです。
性器に症状があるなら泌尿器科・産婦人科
性器に症状が現れた場合、男性は泌尿器科、女性は産婦人科を受診しましょう。
日本産婦人科学会のガイドラインによれば、性器の症状は梅毒だけでなく他の性感染症の可能性も考えられそうなので、梅毒検査を含む専門的な診療を受けることが大切です。
性病のエキスパートの性感染症内科なら安心
性感染症内科は、性病に関する専門家が在籍しています。梅毒検査をはじめ、他の性感染症についても詳しく診断・治療を行っているので、悩んだ時には性感染症内科を受診するのが良いでしょう。
住んでいる地域の保健所にも相談できる
住んでいる地域の保健所でも、梅毒の相談をすることが可能です。保健所での性感染症に関する相談や検査は、多くの場合匿名で受けられ、検査方法についても詳しく説明を受けることができます。
また、即日採血による梅毒の検査を無料で受けられるため、費用が気になる方にも適した選択肢と言えるでしょう。ただし治療は受けられません。
なお、すべての保健所で梅毒の相談を受け付けているわけではないため、事前に確認しておくことをおすすめします。
梅毒の治療にかかる費用|保険診療なら5,000円前後
梅毒の治療にかかる費用は、医療機関によって異なります。
保険診療の場合は、診察代+検査代で2,500円前後、1ヶ月分の薬代で2,500円前後、合わせて、5,000円前後が相場です。
一方自由診療の場合は、全額自己負担のため、診察代+検査代で7,000円前後、1ヶ月分の薬代で13,000円前後を合わせて、20,000円前後が相場です。
梅毒の検査に対応しているオンラインクリニックおすすめ4選
クリニック名 | クリニックフォア | ふじメディカル | GME医学検査研究所 | STDチェッカー |
---|---|---|---|---|
検査・料金 (税込) | 梅毒検査 8,000円 | (男性用) 9項目セット 通常配達12,500円 9項目セット 簡易書留12,800円 (女性用) 9項目セット 通常配達12,500円 9項目セット 簡易書留12,800円 など | ローコストパッケージ 3,430円 スタンダードパッケージ 4,800円 | タイプE(男性用)10,200円 タイプS(女性用)17,050円 タイプF(女性用)11,275円 タイプR(男性用)16,225円 など |
治療薬・料金 (税込) | 内服薬(28日分) 20,000円 筋肉注射1回 22,000円 筋肉注射3回 66,000円 ※症状により基幹病院に紹介 | ー | ー | ー |
診察方法 | ビデオ電話、対面 | ビデオ電話 | ビデオ電話 | 対面 |
診察料 | 3,850円 | ー | ー | ー |
送料 (税込) | 550円 | 無料 | 無料 | 宅急便/郵便局留め 550円 メール便 無料 |
お届け期間 | 翌日 (離島は+1日後以降) | 2日~1週間以内 | 1日~2日程度 | 翌日~10日 |
検査結果がわかるまで | 当日~4日 | 2日~ | 1日~4日後 | 1週間 |
支払い方法 | クレジットカード、GMO後払い、代金引換、Amazon pay、Paidy | 代金引換、銀行振込、クレジットカード、郵便局留め、コンビニ決済、ネットバンクATM払い、楽天Pay | 代金引換、クレジットカード、銀行振込、後払い | 宅急便・郵便局留め(カード決済、代金引換、キャリア決済)、メール便(カード決済、キャリア決済) |
詳細情報 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
※2024年8月26日時点の情報です。最新情報は公式HPにてご確認ください。
梅毒を完治するには、早期の発見、治療が重要です。しかし、実際に病院に足を運ぶのは人目が気になって抵抗があるという方も多いでしょう。
そこでここからは、梅毒の疑いがある場合でも周りの目を気にせず安心して診療を受けられる、自費診療のオンラインクリニックを4つ紹介します!
①クリニックフォア
豊富な診療実績で信頼できる!土日や平日夜も診療に対応
クリニックフォアは、忙しくて病院へ行けない方や初めて梅毒の検査を受ける方にもおすすめ!300万件以上(2020年4月〜2023年6月オンライン診療実績)の豊富な診療実績があり、顧客満足度は95%以上(2021年1月~2021年11月に当クリニックのオンライン診療を受診された患者様へのアンケート結果)を占めています。
梅毒に関しても、検査だけでなく治療薬の処方まで対応。また、オンライン診療だけでなく、対面診療にも対応しているので、ライフスタイルに合わせて選ぶことができるでしょう。「直接医師に相談したい」「初めてで不安」という方にピッタリです。
検査・料金 (税込) | 梅毒検査(8,000円) |
---|---|
治療薬・料金 (税込) | 内服薬(28日分 20,000円) 筋肉注射1回(22,000円) 筋肉注射3回(66,000円) ※症状によっては基幹病院に紹介 |
診察方法 | ビデオ電話、対面 |
診察料 | 3,850円 |
送料 | 550円 |
お届け期間 | 翌日(離島の場合は+1日後以降) |
検査結果がわかるまで | 当日~4日 |
支払い方法 | クレジットカード、GMO後払い、代金引換、Amazon pay、Paidy |
②ふじメディカル
家族に知られたくない人も嬉しい!コンビニ受取が可能
ふじメディカルは、誰にも知られずに梅毒の検査を受けたい、忙しくて家で受け取れないという方におすすめです。
検査キットの郵送方法は、自宅にお届けの他にも郵便局留めや、宅急便センター留め、コンビニ受取が選択可能です。
検査・料金 (税込) | 9項目セット 通常配達(男性用)12,500円 9項目セット 簡易書留(男性用)12,800円 9項目セット 通常配達(女性用)12,500円 9項目セット 簡易書留(女性用)12,800円 6項目セット 通常配達(男性用)9,500円 6項目セット 簡易書留(男性用)9,800円 6項目セット 通常配達(女性用)9,500円 6項目セット 簡易書留(女性用)9,800円 9項目+咽頭(のど)セット 通常配達(男性用)16,500円 9項目+咽頭(のど)セット 簡易書留(男性用)16,800円 9項目+咽頭(のど)セット 通常配達(女性用)16,500円 9項目+咽頭(のど)セット 簡易書留(女性用)16,800円 6項目+咽頭(のど)セット 通常配達(男性用)13,500円 6項目+咽頭(のど)セット 簡易書留(男性用)13,800円 6項目+咽頭(のど)セット 通常配達(女性用)13,500円 6項目+咽頭(のど)セット 簡易書留(女性用)13,800円 ブライダルセット 通常配達 9項目セット(男性用+女性用)23,500円 ブライダルセット 簡易書留 9項目セット(男性用+女性用)23,800円 ブライダルセット 通常配達 6項目セット(男性用+女性用)16,500円 ブライダルセット 簡易書留 6項目セット(男性用+女性用)16,800円 HIV(第4世代抗原・抗体検査)+梅毒 通常配達(男女共通)5,500円 HIV(第4世代抗原・抗体検査)+梅毒 簡易書留(男女共通)5,800円 HIV(第4世代抗原・抗体検査)+梅毒+肝炎 通常配達(男女共通)8,500円 HIV(第4世代抗原・抗体検査)+梅毒+肝炎 簡易書留(男女共通)8,800円 梅毒 通常配達(男女共通)3,500円 梅毒 簡易書留(男女共通)3,800円 |
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治療薬・料金 (税込) | ー |
診察方法 | ビデオ電話 |
診察料 | ー |
送料 | 無料 |
お届け期間 | 2日~1週間以内 |
検査結果がわかるまで | 2日~ |
支払い方法 | 代金引換、銀行振込、クレジットカード、郵便局留め、コンビニ決済、ネットバンクATM払い、楽天Pay |
③GME医学検査研究所
安さも精度も妥協したくない方におすすめ
GME医学検査研究所は、できるだけ費用を抑えたい方、なるべく早く検査を受けたい方におすすめ。送料や代引き手数料は無料、15時までの注文で翌日には検査キットが届くスピード感が特徴です。
また、検査結果を出すまでに5回以上のチェックを行う徹底ぶりなので、安心して利用することができるでしょう。安さも精度も妥協したくないという方はチェックしてみてください。
検査・料金 (税込) | ローコストパッケージ 3,430円 スタンダードパッケージ 4,800円 |
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治療薬・料金 (税込) | ー |
診察方法 | ビデオ電話 |
診察料 | ー |
送料 | 無料 |
お届け期間 | 1日~2日程度 |
検査結果がわかるまで | 1日~4日後 |
支払い方法 | 代金引換、クレジットカード、銀行振込、後払い |
④STDチェッカー
プライバシーを重視したい方におすすめ!完全匿名で検査可能
STDチェッカーでは、完全匿名制で検査を受けることができます。誰にも知られずに検査を受けたい方におすすめです。
また、豊富な検査キットを用意。さらに、性病に関する悩みを専門員に相談できたり、医療機関との提携もあるなどサポートも充実しているので、プライバシーを重視しつつしっかりサポートしてほしいという方におすすめです。
検査・料金 (税込) | タイプE(男性用)10,200円 タイプS(女性用)17,050円 タイプF(女性用)11,275円 タイプR(男性用)16,225円 タイプK(男女共通)3,300円 タイプU(男性用)22,275円 タイプE(女性用)10,200円 タイプT(女性用)22,000円 タイプO(男性用)8,525円 タイプR(女性用)16,225円 |
---|---|
治療薬・料金 (税込) | ー |
診察方法 | 対面 |
診察料 | ー |
送料 | 宅急便・郵便局留め(550円)メール便(無料) |
お届け期間 | 翌日~10日 |
検査結果がわかるまで | 1週間 |
支払い方法 | 宅急便・郵便局留め(カード決済、代金引換、キャリア決済)、メール便(カード決済、キャリア決済) |
梅毒とは?原因や感染経路をチェック
梅毒は、近年再び増加傾向にあることから、正しい知識を持つことが大切です。
ここでは、梅毒の原因や感染経路について詳しく解説します。
【原因】梅毒トレポネーマの感染
近年急増している梅毒。その原因は梅毒トレポネーマという細菌の感染です。梅毒トレポネーマは、感染者の病変部位に存在し、他の人との接触を通じて感染力を持って広がります。
どんな症状が出るのかというと、しこりや赤い斑点が広がることが多いです。江戸時代から存在していたと言われる梅毒ですが、ウイルス性の疾患であるエイズと同じく血液を介した感染も考えられるため、十分な注意が必要となります。
【感染経路】病変部位と粘膜・皮膚の接触
梅毒の感染経路は、主に病変部位と粘膜・皮膚の接触です。オーラルセックスを含む性行為以外にも、負傷者の看護など血液を介した感染や母子間の感染も考えられます。
日常生活の中で、温泉やトイレ、手を介した感染のリスクは低いとされていますが、心当たりがない場合でも感染することがあるため、常に適切な予防策を行うようにしましょう。
こちらの記事では梅毒についてより詳しく解説しています。
梅毒の初期症状は?病期ごとの症状を解説
梅毒は、病期ごとに症状が変化する性感染症です。
ここでは、潜伏期間を含めた病期ごとの梅毒の症状を詳しく解説します。
潜伏期間は6週間が目安
梅毒の感染後、最初の症状が現れるまでの期間を潜伏期間と言います。潜伏期間は平均で6週間とされていますが、最短で何日後に症状が出るかは人によって異なり、症状なしの場合も。
感染力が高まるタイミングや、いつから他の人にうつるのかを知るため、疑わしい症状があれば早急に検査を受けるようにしましょう。
第1期(感染後3週間~):感染部位に初期硬結と呼ばれる小さなしこりが現れる
第1期梅毒では、感染から3週間ほど経った頃、感染部位に初期硬結という小さなしこりができることがあります。
初期硬結は痛みやかゆみを伴わないことが多く、自分では症状に気が付かないこともあります。
第2期(感染後3ヶ月~):バラ疹と呼ばれる赤い斑点が広がる
第2期梅毒では、毒感染から3ヶ月後、体のさまざまな部位にバラ疹と呼ばれる赤い斑点が現れることがあります。
バラ疹は、画像で見るとはっきりとした形で確認でき、時にはかゆみや痛みを伴うことも。これは梅毒菌が血液を介して体中に広がっている証拠です。
第3期(感染後3年~):皮膚や筋肉、骨にしこりが現れる
第3期梅毒では、感染から数年が経過すると、皮膚や筋肉、骨などにしこりや痛みの症状が現れることがあります。
梅毒菌が体内で長期間活動し、さまざまな組織に影響を及ぼしている証拠でもあります。
第4期(感染後10年):臓器に腫瘍ができて脳や脊髄、神経に異常をきたす
梅毒の最終段階とも言える第4期梅毒では、感染から10年以上経過すると臓器に腫瘍ができたり、脳や脊髄、神経に症状としての痛みや異常が現れることがあります。
体の痛みや歩行障害、排尿障害や認知障害といった症状があることも。非常に重篤で、放置すると命に関わることも考えられます。
梅毒に関するよくある質問
梅毒はキスでもうつりますか?
キスだけでは低いとされていますが、傷口から細菌が浸入する可能性があるため、キスでも感染リスクはあります。
梅毒ではどのような検査を行いますか?
梅毒の診断には、血液検査やPCR検査、さらには顕微鏡を使用した検査といった方法があります。
梅毒ではどのような治療を行いますか?
梅毒の治療は、日本では主に抗菌薬を用いて治療が行われています。
梅毒が完治するまでの治療期間を教えてください
梅毒の治療にかかる期間は、感染の段階や症状の重さに応じて変わり、第1期梅毒の場合は約2~4週間、第2期梅毒では4~8週間を目安としています。
いつから性行為ができますか?
症状が完全になくなり、検査で陰性と判定されてから、おおよそ4週間後となります。
梅毒はどのように予防すればよいのでしょうか?
梅毒を防ぐためには、性行為時にコンドームを適切に利用することが効果的だと言われています。何か異常を感じたら速やかに性的接触を避けましょう。
梅毒治療にリスクはありますか?
ペニシリン投与により、ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応が起こる可能性があります。治療開始後24時間以内に約3人に1人の割合で、発熱・頭痛・全身の倦怠感・筋肉痛などが発生する可能性があります。また、妊娠中の場合、適切に治療しても流産や早産のリスクがあります。
なお、梅毒が完治したからといって、再び梅毒に感染しないわけではないため、コンドームを適切に使用するなど、感染予防を行うことが大切です。
まとめ:梅毒かな?とおもったらすぐに検査!皮膚科や性感染症内科を受診しよう
梅毒は早期発見・早期治療が非常に重要です。もし、梅毒の症状を感じたら、皮膚科や性感染症内科での診断を受けることをおすすめします。
オンラインでの診療も増えてきているので、人目が気になる場合にはぜひ活用してみてください。悩んだり躊躇したりする時間を少しでも減らして、あなたやあなたの大切な方の身体を守りましょう。