青森県八戸市の駅弁老舗「吉田屋」の弁当による集団食中毒で、市保健所は4日、立ち入り検査などの結果、衛生管理が改善されたとして、同社の営業禁止処分を同日付で解除した。3日時点での患者は29都道府県の554人に上った。
 食中毒では9月16、17両日に販売された少なくとも21種類の弁当を食べた人が、相次いで体調不良を訴えた。未開封の弁当などから黄色ブドウ球菌とセレウス菌が検出され、市保健所が同月23日、食品衛生法に基づき営業禁止を命じていた。 (C)時事通信社