スクラブ洗顔要注意
目に入ると痛みや異物感

　◇痛みが続けば受診を

　目に異物が入ると、通常は痛みとともに反射で大量の涙が出る。ほとんどの場合、涙で異物は取り除かれるが、スクラブ洗顔料に含まれる粒子は種類によりとても細かいものがあるため、まぶたの裏に入ってしまうととどまりやすい。

　洗面器などに張った水に顔を漬けてまばたきを繰り返すと取れることもあるが、「異物感や痛みが消えない場合は、速やかに眼科を受診してほしい」と竹内院長は話す。結膜や角膜を傷つけてしまう恐れがあるからだ。

　眼科では、ピンセットや針などで異物を取り除く。まぶたの裏など傷ついた箇所は２～３日で修復され、痛みも引く。異物により目の表面に傷ができると、そこで感染症を起こす場合があるので、予防のため点眼薬を４～５日使用する。

　「スクラブ洗顔料を使うときは目の周りは避け、十分に洗い流すなどの注意が必要です」と竹内院長はアドバイスしている。（メディカルトリビューン＝時事）（記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです）

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（2017/05/23 12:08）