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視覚障がい者向け歩行ナビゲーションデバイス 「あしらせ」みちびき対応GNSS受信機搭載の新モデルを発表・先行予約販売開始

株式会社 Ashirase
ホンダ発スタートアップ、自動運転技術の応用と独自のアルゴリズムによって歩行ナビゲーションの高精度化を実現し、視覚障がい者の自由な歩行をサポート




「人の豊かさを“歩く”で創る」をミッションに掲げる株式会社Ashirase(本社:東京都港区、代表取締役CEO:千野 歩、以下Ashirase)は、視覚障がい者の歩行をサポートするナビゲーションデバイス「あしらせ」の新モデルを発表しました。
スマートフォン標準のセンサーデータに加え、 あしらせデバイス搭載のセンサーデータ(磁気、IMU※1、GNSS※2)による歩行データを独自アルゴリズムで組み合わせることで高精度なユーザー位置・方位推定を実現しました。
また先行販売モデルからデバイスの軽量化を図り、より幅広いユーザーが使って頂きやすいデザインにモデルチェンジを行いました。
本日よりAshirase公式Webサイト(https://www.ashirase.com/)にて予約を受付開始。発送は発売日2024年10月1日以降を予定しています。
■背景
ロービジョン(※3)を含めた視覚障がい者は日本国内で約200万人(※4)と言われており、今後の高齢化に伴って人口は増加すると推測されています。
視覚障がい者の歩行を支える福祉機器においては、デジタル技術の進歩によってスマートフォンの音声ナビゲーションを用いたルート確認が可能となりました。
一方、歩行時には白杖や盲導犬を用いた安全確認にも注意を払う必要があるため、聴覚や白杖操作などを通じた多くの情報処理に負担を感じながら外出しています。これらの負担から単独での外出を控える方が多く、国土交通省の調査(※5)によると、週に3~4回以上外出する人の割合が「健常である」人では、73%なのに対し、「弱視である」という方では56%、「ほとんど見えない/一人で外出できる」では39%、「ほとんど見えない/外出には介助が必要」では26%に低下します。

こうした視覚障がい者の歩行の課題の解決に向けてAshiraseは、本田技研工業株式会社の新規事業創出プログラムIGNITION第一号スタートアップとして2021年4月に設立。自動運転などの技術要素を応用し、視覚障がい者の歩行にとって重要な聴覚や白杖操作を邪魔しない足元への振動インターフェースとナビゲーションアルゴリズムを構築。2023年3月に実施した購入型クラウドファンディングでは目標金額の700%を達成し、120台の先行発売を実施しました。




■新モデルについて
Ashiraseでは先行販売モデルを発売以降、さらに視覚障がい者の方々にとって必要な製品となるために改善を続けてまいりました。
ユーザーからの声をもとにソフトウェアの改良を重ねることで、現在7割を超えるユーザーの方に満足していただいております。一方、まだご満足頂けていない方からは「スマートフォンの位置情報誤差でわかりづらい」「装着時の靴の中に違和感がある」「女性の靴になじみづらい」といったデバイスに関する声を頂いておりました。
そこで今回あしらせの新モデルを開発し、これらの声について改善するとともに、クラウドファンディング以降も反響頂いた多くの方へに届けるために一般販売に向けた予約を開始します。

新モデルでは、主に以下のアップデートを行いました。
- スマートフォン標準のセンサーデータに加え、 あしらせデバイス搭載のセンサーデータ(磁気、IMU、GNSS)を組み合わせることで高精度なユーザー位置・方位推定を実現
- 自動運転の自車位置推定技術を応用したあしらせ独自の「ユーザー歩行位置推定技術」により、位置情報のずれを改善
- 靴の中に入れる振動部分の素材にやわらかく薄い形状を採用し装着時の違和感を低減
- 先行販売モデルから15%の小型化と幅広い靴になじみやすいユニセックスなデザインへ

また、あしらせは厚生労働省が定めた身体障害者用として特殊な形状、構造または機能を有している物品を指す「身体障害者用物品」の条件を満たしており、非課税での販売となります。
これらのアップデートにより、より多くの視覚障がい者の方々の外出に安心をもたらし、おでかけを楽しめる日常生活の後押しが出来ればと考えております。




■製品の特徴
1.手や耳が自由なまま目的地まで案内デバイスを装着した靴を履いて外出すると、足元からの振動によって目的地までのルートや曲がる方向、タイミングなどをお伝えします。また目的地設定後はスマートフォンをポケットに入れたまま利用が可能。道案内をあしらせに任せることで、視覚や聴覚を邪魔せず安全確認に集中することをサポートします。







2.視覚障がい者にとって歩きやすいルートの提案複数のセンサー情報から取得し生成された歩行位置データを独自のアルゴリズムで補正し、視覚障がい者にとって歩きやすいルートを提案します。
また、ユーザーの行きたいルートを記録できる「マイルート機能」や、横断歩道や交差点などを音声で案内する「道路構造・周辺施設通知機能」も搭載しています。







3.AIを活用した多様な機能で情報へのアクセシビリティを促進視覚障がい者が歩行においてアクセスしづらかった情報をAI機能を用いてお伝えします。
探したい場所を音声入力すると条件に該当するおすすめ施設の情報を案内する「AIおすすめスポット検索」や、写真で撮影したものを説明する「AI画像認識」機能など、順次新しい機能を追加しています。






あしらせは、さまざまな見え方のユーザーに幅広いシーンでご利用いただいています。ユーザーの声はこちらのページをご覧ください。
https://www.ashirase.com/ashirase-review
■予約情報
本日より、Ashiraseオンラインストアにてご予約いただけます。
https://www.ashirase.com/purchase



本体価格:54,000円(非課税)
あしらせアプリ基本利用料金: 月額550円(税込)、年額6,000円(税込)
対応端末:iOS端末(iPhone、iPad)

<先行予約購入特典>
2024年9月30日までの先行予約期間中に購入頂いた方先着150名には、本体オプションのデバイス専用本体カバーをプレゼントします。
対象者:2024年8月1日~2024年9月30日の期間中にAshiraseオンラインストアにて予約購入いただいた方
提供内容: あしらせデバイス専用カバー1セットを無償提供(カラーはブラック・オフホワイト・レッドオレンジ・ブルーグレーの4色よりお選びいただけます)
また先行予約期間中には、学生割引や複数台購入割引もご利用いただけます。詳細は購入ページをご覧ください。
■イベント情報
<オンライン説明会の開催>
先行予約販売開始に伴い購入を検討頂いている方向けにオンライン説明会を開催します。
日時:2024年8月2日(金)20時~21時 ※最長1時間半を想定しています。 
※終了しました※

<体験会の開催>

現在予定しているあしらせ体験会はこちらのURLよりご覧ください。
https://www.ashirase.com/event-schedule

■製品仕様
寸法: 片足につき約230mm×100mm×30mm
重量: 片足につき約55g
靴サイズ: 目安22.5~28.5cm
カラー: 黒(オプションでカバー4色あり)
充電仕様: USB TypeC
充電時間: 約2時間
最高連続使用時間: 10時間
対防水性能: IPX5 準拠


※1 IMU(Internal Measurement Unit)は、3次元の慣性運動を検出する装置
※2 GNSS(Global Navigation Satellite System)は、準天頂衛星システムや衛星測位システムの総称
※3「【日本眼科医会研究班報告 2006~2008】日本における視覚障害の社会的コスト」において「よく見える方の眼で、矯正視力が0.1を超えるが、0.5未満」と定義
※4【日本眼科医会研究班報告 2006~2008】日本における視覚障害の社会的コスト (https://www.gankaikai.or.jp/info/kenkyu/2006-2008kenkyu.pdf) より直近の人口構成より当社推定
※5 国土交通省 バリアフリーな街づくりの実現に向けた交通施設整備・交通サービス提供方策 (https://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/soukou/ppg/ppg8/2syou.pdf)
■製品に関する問い合わせ
https://www.ashirase.com/contact

<株式会社Ashirase>
社名: 株式会社Ashirase(アシラセ)
代表者: 代表取締役CEO 千野 歩
本社所在地:東京都港区虎ノ門2丁目2番1号 住友不動産虎ノ門タワー5階グロース虎ノ門room3
設立: 2021年4月
資本金  :9,754万円
事業内容 : 歩行ナビゲーションデバイス『あしらせ』の開発、販売、運用
webサイト: https://www.ashirase.com/
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