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業界唯一!※1うんちの大切さを子どもたちに伝えるCSR活動 5年ぶりに活動再開 石川県七尾市内小学校での出張うんち教室 実施レポート

王子ネピア
(※1)トイレタリー業界におけるCSR活動。当社調べ


低学年向け授業

 王子ネピア株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:森平高行)とNPO法人日本トイレ研究所(所在地:東京都港区、代表理事:加藤篤)は、12月3日(火) に石川県七尾市立天神山小学校、4日(水)に石川県七尾市立東湊小学校にて、それぞれ低学年向けと高学年向けに出張授業「うんち教室(R)」を実施しました。
 集まった児童の前に、日本トイレ研究所のスタッフが王冠とマントを身に着けた「うんち王子」として現れると、児童から歓声があがりました。「うんちから考える“健康”」「トイレの衛生とマナー」「トイレットロールを大切につかう」「トイレとSDGs」といったテーマで授業は進行。トイレットロールのテーマでは、王子ネピアからも説明を行いました。授業中の問いかけには多くの児童が挙手し、積極的に授業に参加しました。

 挙手した中から代表の児童が前に出て、トイレの中で病原菌やウイルスがつきやすく掃除を丁寧にするべき場所を考えたり、自分が一回分で使うトイレットロールを巻き取って、普段どのぐらい使用しているか長さを測ったり、楽しい雰囲気の中、たくさんの笑顔が見られる授業になりました。

 最後に、配布されたオリジナルステッカーの吹き出しに、授業での学びや今後意識したいことを書き込んで授業は終了。「いいうんちを出すために朝ごはんを食べる」「トイレットロールが木からできていることを初めて知ったので大切に使う」などの感想が聞かれました。中には今年1月に発生した能登半島地震被災時を振り返って、「地震のときは仮設トイレが嫌で我慢することもあったけれど、授業を通して、うんちは我慢すると体によくないと学んだ」といった声も聞かれました。


トイレットロールについての説明(王子ネピア)

高学年向け授業


ステッカーに記入する様子

児童たちの様子

東湊小学校 中村教子教頭のコメント
 家と違い、学校で排便できるかと考えると、大人も子供も少し排便を躊躇する傾向があります。
近年、排便がきちんとできずに朝からおなかの調子が悪かったり、便秘でうまく排泄できなかったりしている児童が出てきました。さらに学校のトイレのにおいも、少し気になって我慢している児童もいるのかもしれません。
 今回、排便が自分の健康状態を把握するものであることを伝えていただきたいと思い、出張授業を実施しました。当日は、健康的な“キラキラうんち”を目指すために大切な生活習慣について、具体的に指導していただきました。
 適切に食べるだけでなく、「朝コップ1杯の水を飲む」「外で運動する」「好き嫌いせずに食べる」ことを丁寧に教えていただきました。うんち王子のおかげで、特に1・2年生の子どもたちは、目を輝かせてうんちについて学ぶことが出来ました。


NPO法人日本トイレ研究所 代表理事 加藤 篤

NPO法人日本トイレ研究所 代表理事 加藤 篤

 今回、石川県七尾市で開催したのは、災害で大変な思いを経験した子どもたちに排便を通して自分の身体に関心をもってもらい、そこから日々の生活を整えることに目を向けてもらいたいと考えたからです。
 今年から新たに高学年用プログラム(排便から健康・衛生・環境を学ぶ)を作成するとともに、低学年用にトイレットペーパーの使い方を加えました。うんち教室に参加した子どもたちの感想を聞き、身体のことだけでなく自然環境のことにも目を向け、行動に移すきっかけをつくることができたと感じています。うんち教室で学ぶことは一生モノの知識です。一人でも多くの子どもたちに届けたいと改めて意を強くしました。


王子ネピア 専務取締役 竹林義孝

王子ネピア 専務取締役 竹林義孝

 トイレットロールを製造する企業として、「うんちで悩む子どもたちをゼロに。」を目標に日本トイレ研究所様と始めた「うんち教室(R)」が活動再開を迎え、石川県七尾市の小学校で実施させていただいたこと、とても嬉しく思います。授業を受ける児童たちが真剣に向き合う姿勢が印象的でした。
 トイレはすべての人が一日に何度も行う行為であり、人生単位でみれば多くの時間をトイレで過ごしているということになります。当社はタグラインとして「人と地球に、ここちいい。」を掲げておりますが、うんち(排便)は日常の「ここちよさ」には欠かせない大切な行為だと考えます。うんち教室(R)での学びが、子どもたちの快適な生活に繋がっていくことを願っています。

うんち教室(R)とは



 「うんち教室(R)」は排便について楽しみながら学んでもらうことを目的として、2007年から王子ネピアとトイレ研究所で行っている総合学習プログラムです。累計参加児童数約2万人※2のこのCSR活動が、コロナ禍のため活動を中止していた2020年以降、今年度5年ぶりに再開したものとなります。

 日本トイレ研究所の調査によれば、便秘の疑いがある小学生の割合は26.3%※3でおよそ4人に1人という結果となっています。小学生になると親が子どものうんちの状態を把握することは難しく、小学校での現状を見てみると、学校のトイレでうんちをするのが恥ずかしいという理由から我慢してしまうケースもあります。子どもたち自身が自分の健康を意識し、また、集団生活の中で、安心してトイレに行ける環境を整えるために、小学生のうちから、うんちについて学ぶ必要があるといえます。

 石川県七尾市は、本年1月に発生した能登半島地震の影響を受けた地域です。日本トイレ研究所も定期的に現地を訪問しました。当たり前の日常生活を送ることが困難になってしまった子どもたちに、うんち教室を通じて笑顔になって欲しいと願い、今年度の出張うんち教室は七尾市で実施いたしました。

(※2)出張授業参加児童数と「うんち教室研修会」を受講した養護教諭によるうんち教室(R)参加児童数の合算
(※3)特定非営利活動法人日本トイレ研究所「小・中学生の排便記録2023」


低学年向けテキスト

中高学年向けテキスト



ステッカー(鳥)

ステッカー(さる)


ステッカー(りす)

ステッカー(ももんが)


 今年度より、“トイレットペーパーは森からのおくりもの”という思いをこめて、新教材のステッカーをご用意しました。うんち教室で学んだことを吹き出しに書き込み、トイレに貼ることができます。うんち教室で使用しているテキストとステッカー※は、ご家庭でも活用いただけるよう、公式サイトからダウンロード可能です。

※ご家庭用はステッカーではなくポスターとなります
公式サイト:https://www.nepia.co.jp/sustainability/unchi-kyoushitsu/


お客様からのお問い合わせ先
お問い合わせフォーム https://www.nepia.co.jp/inquiry/
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