厚生労働省は28日、塩野義製薬と第一三共がそれぞれ開発した、新型コロナウイルスワクチンの承認の可否を審議する部会を31日に開くと発表した。いずれも新型コロナの流行開始当初に広がった従来株に対応しており、承認されれば国内企業が開発した初のコロナ用ワクチンとなる。
 塩野義製薬が開発したワクチンは、米ノババックス製と同じ「組み換えたんぱくワクチン」と呼ばれる技術を採用。第一三共のワクチンは、米ファイザー製や米モデルナ製と同様の「メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン」を使用する。 (C)時事通信社