厚生労働省は2日、生活保護の5月分申請件数が前年同月比11.4%増の2万2680件(速報値)だったと発表した。前年同月比で申請件数が増えるのは5カ月連続。新型コロナウイルスの影響の長期化が要因とみられる。伸び率は、現在の方法で統計を始めた2012年度以降では初めて4カ月連続で2桁となった。
 被保護世帯は164万8101世帯で、前年同月比0.5%増。一時的な保護停止を除いた内訳は、高齢者世帯が55.6%、失業者を含む「その他の世帯」は15.7%だった。 (C)時事通信社