政府は29日、マイナンバーカードを予防接種の接種券や、医療費の助成を受けるのに必要な「受給者証」と一体化させる取り組みについて、12都府県の16市町で先行実施すると発表した。各自治体はシステムを整備し、今年度中の開始を目指す。河野太郎デジタル相が同日の閣議後記者会見で明らかにした。
 このうち、予防接種券として使えるようにするのは青森県むつ市、新潟県小千谷市など9市町。愛知県一宮市、熊本市など5市では、子どもや難病患者などの受給者証と一体化させる。 (C)時事通信社