JR東日本、東海、西日本各社の2023年9月中間連結決算が31日出そろい、いずれも前年同期比で増収増益を確保した。新型コロナウイルス感染症法上の位置付けが「5類」に移行、訪日客需要も持ち直し、鉄道利用の回復が進んだ。
 売上高はJR東が16.6%増の1兆2998億円、JR東海が28.9%増の8175億円、JR西が24.8%増の7699億円。鉄道運輸収入は、3社ともコロナ禍前の9割前後まで回復した。JR東海は新幹線を中心に訪日客関係収入が約380億円に上り、18年9月中間決算での同収入を約65%上回った。
 純利益はJR東が前年同期比約4.3倍の1170億円、JR東海が約2.0倍の1950億円、JR西が4.1%増の671億円。想定を上回るペースでの回復を踏まえJR東海と西は通期業績見通しを上方修正した。 (C)時事通信社