東京都八王子市にある「滝山病院」精神科での入院患者に対する暴行事件を巡り、都は31日、病院から新たな改善計画を受理したと発表した。管理監督を怠り虐待行為を引き起こした責任を取り、朝倉孝二理事長と朝倉重延院長は後任が決まり次第、辞任する。
 事件は昨年2月に発覚。看護師ら5人が患者らに暴行したとして逮捕され、罰金刑が確定した。同病院は5月、都に改善計画を出したが、再発防止策が不十分として、都は11月、計画の見直しを求めていた。 (C)時事通信社