【ソウル時事】韓国の疾病管理庁は22日、急速に症状が悪化し、致死率が約3割とされる「劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)」患者が日本で増加しているとして、旅行者に注意を呼び掛けた。韓国人のインバウンド(訪日客)が広がる中、一部で警戒感が高まっている。
 同庁は日本で昨年、過去最多となる941人の患者が発生し、今年も増加傾向にあると紹介。「旅行者は手洗いや、せきエチケットなど予防規則の順守が必要だ」と説明した。一方で、「過度な不安や懸念」を慎むよう呼び掛けた。
 韓国紙・中央日報(電子版)も「日本を訪れる観光客が増える中、日本各地で致死率3割の感染症が急速に拡散しており、注意が必要だ」と報じた。 (C)時事通信社