全国保険医団体連合会は9日、マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」を巡り、医療機関に行った実態調査の中間結果を公表した。マイナ保険証を扱う施設の約65%が「トラブルがあった」と回答。保険資格を確認できず、患者にいったん10割負担を請求したケースが少なくとも533件あった。
 別人の情報がひも付けられていた事例も85件確認された。
 調査は同会所属の5万4259医療機関に実施。8日時点の集計を公表した。回答したのは35都道府県の7208施設。うちマイナ保険証が利用できるのは6062施設で、64.8%の3929施設が「トラブルがあった」と答えた。 (C)時事通信社