新型コロナウイルスワクチンの技術を開発したカタリン・カリコ氏らのノーベル生理学・医学賞受賞が決まったことに、国内でワクチン接種を実施している医師らからも2日、歓迎の声が上がった。
 東京都千代田区で新型コロナワクチンの接種を行っている「東京ビジネスクリニック」の内藤祥医師(45)は「コロナの大流行の中、早い段階で効果の高いワクチンが開発できたことはインパクトが大きかった。現場の医師は、初めてウイルスに対する武器を持てたことの安心感があった」と振り返った。
 クリニックを訪れていた50代の女性は基礎疾患があり、これまでも毎回ワクチンを接種してきたという。「いまだにコロナにかかっていないのはワクチンの効果では。受賞までのスパンが短くてすごい」と驚いていた。 (C)時事通信社