政府は、せき止め薬などの在庫が逼迫(ひっぱく)しているとして、医療機関に対し処方を最小限にとどめるよう要請した。厚生労働省が9月29日に各自治体を通じて協力を依頼する文書を送付した。松野博一官房長官が6日の記者会見で明らかにした。
 今年はインフルエンザの感染者数が例年より多く、せきやたんを鎮める薬の供給が不安定になっている。厚労省の文書は、こうした薬について「最少日数での処方」に努めるよう求めた。松野氏は会見で「必要な医薬品を確実にお届けできるようしっかり対応する」と強調した。 (C)時事通信社