【ビジネスワイヤ】酵素を用いたバイオプロセス開発を行うエンジンザイム(EnginZyme)は、新型コロナウイルス向けmRNAワクチンの成分であるシュードウリジンのプロセス特許を取得したことを発表した。同社はより低価格でシュードウリジンを提供できるとしており、ワクチン5億回分以上のシュードウリジンを合成した。酵素プロセスは環境に優しく効率的で、副作用を排除する効果もある。世界保健機関(WHO)は低所得国へのワクチン供給不足を指摘しており、シュードウリジンの供給力強化に期待がかかる。mRNA技術は新型コロナワクチン開発に成功し、治療薬やワクチンの研究にも活用されている。(C)時事通信社