ヒトの胚性幹細胞(ES細胞)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)を実験容器内で培養して作る「胚モデル」について、研究規制を提言する作業部会の報告書案が6日、内閣府の生命倫理専門調査会に示された。
 胚モデルは、精子と卵子を受精させた本物の胚とは違い、胎児や個体(新生児)まで成長させる技術はない。しかし、将来的に人工子宮などが開発される事態を想定し、文部科学省の関連研究指針を改正して個体産生の禁止などを盛り込むよう求めている。 (C)時事通信社