住友ファーマは2日、欧州で新薬開発などを手掛けるロイバント・サイエンシズ社の全株式を売却すると発表した。売却額は約980億円の見込みで、2024年4~6月期の単体決算に売却益約550億円を計上する。住友ファーマは主力の抗精神病薬の売り上げ減少による経営不振で政策保有株の売却を進めており、今回の売却益を長期借入金の返済に充てる。 (C)時事通信社