【ニューヨーク時事】米東部ボストンのマサチューセッツ総合病院は3日、遺伝子を改変したブタの腎臓の移植手術を受けた男性患者リチャード・スレイマンさんが退院したと発表した。術後の経過は順調で、自宅で療養を続けるという。
 手術は先月16日に行われた。脳死者以外の患者への移植例は世界で初めて。末期の腎不全だったスレイマンさんは声明で「人生で最も幸せな瞬間だ」と退院の喜びを語った。 (C)時事通信社