EXPO-PHR広報事務局
- PHRを通じて“自然と健康になれる社会”の実現を目指す-
EXPO-PHR運営事務局は、事業者・生活者ともに開かれた環境でPHRが繋がり、より豊かなサービス・生活・体験が広がる未来につなげるべく、大阪・関西万博での出展に向けて、PHRサービス利用者の拡大とユースケースの創出を目指した経済産業省の実証事業「令和5年度補正PHR社会実装加速化事業(情報連携基盤を介したPHRユースケースの創出に向けた課題・論点整理等調査実証事業)」に参画するサービス事業者及びPHR事業者の全20事業者により創出された10件のユースケース概要について発表します。
■本事業の概要
本事業は、実証後の2025年4月から開催される「いのち輝く未来社会」をテーマにした大阪・関西万博を通じて、事業者・国民がともに開かれた環境で多様なPHRとサービスが繋がり、新たな商品やサービスを生み出す事業者、それを安心して利用する国民の、より豊かな生活・体験が広がる未来への礎を築き、PHRによる“自然と健康になれる社会”の実現を目指しています。
本事業期間には、運動、睡眠、食事等の各テーマにおいて、PHR事業者及びサービス事業者の協調のもと、情報連携基盤「PHR CYCLE」を介しサービス事業者1社に対し複数のPHR事業者のPHRが提供されることで、これまでにないユースケースを創出するとともに、PHRサービスを提供する仕組みを実証的に実現します。
PHR事業者とサービス事業者のマッチングを経て今回創出された10件のユースケースは、今後PHR事業者とサービス事業者により情報連携基盤「PHR CYCLE」との接続を行います。2025年4月以降の大阪・関西万博にて創出されたユースケースの国民の体験機会を設ける予定であり、PHRサービス利用者の拡大を目指して順次社会実装を進めてまいります。
■情報連携基盤について
本事業では健康医療情報の環境整備に向けて、複数のPHR事業者とサービス事業者が接続し事業者間でのデータ流通を可能にする情報連携基盤を新たに構築しました。データが多様なサービスで繰り返し使われ、広がる様子を表現した名称を付した情報連携基盤「PHR CYCLE」は、ユーザーが安心安全にPHRサービスを利用できる環境を提供するとともに、本事業終了後もユースケース創出に活用できるように整備してまいります。ユーザーIDによる管理、オプトインの一元化などの機能を盛り込むことで、PHR利活用の安全性・利便性を最大限に高め、効率的なサービス提供を目指します。
今後、PHR事業者とサービス事業者の全20事業者により創出された10件のユースケースが「PHR CYCLE」への接続を実行し、ユーザーは2025年4月(予定)の公開後は「PHR CYCLE」を通じて各ユースケースを利用し、PHRによる個人に最適化された多様なサービスを体験することが可能になります。
データが多様なサービスで繰り返し使われ、広がる様子を表現した「PHR CYCLE」のロゴ
バイナリコードの「0」と「1」を変化途中のカレイドスコープのように配置
■本事業における大阪・関西万博での取り組みについて
2025年の大阪・関西万博において、本事業で構築された情報連携基盤「PHR CYCLE」を活用したユースケースの展示発表・体験提供を行う予定です。2025年6月20日~7月1日に実施されるテーマウィーク「健康とウェルビーイング」にて、EXPOメッセとFLE(フューチャーライフエクスペリエンス)の2か所で本事業の展示を行うほか、一部のユースケースでは万博期間中(2025年4月13日~10月13日)に万博会場内の他施設、万博会場外の施設やデジタル上での体験提供も予定されています。創出ユースケースの大阪・関西万博での展示概要は以下一覧の通りです。
■本事業および創出ユースケースの体験・展示予定
大阪・関西万博公式キャラクターミャクミャク
■ユースケース一覧 ※サービス事業者名の五十音順
ウェルネス・サポーター ~あなた専用の行動変容サポート~
今日何食べよ?byカロママプラス ~あなたの体調や好み!?を考えたお食事をパーソナルにご提案~
ZZZN SLEEP APPAREL
わくわく!野菜でカラフルVR!~あなたとあなたの大切な人たちでミライの健康を実践~
~New・Wellness Sleep Program~ アプリとホテルステイで栄養士による眠活サポート!
話せるPHR ~あなた自身と健康チャット~
過剰なカロリーぶった斬れ!VRチャンバラエクササイズ!
トレトレで楽しく歩く→カラDAスマイル!
もっとグッスリ(More IoT for good sleep)
SCANBE 3Dボディスキャンから始まるヘルスケア体験
■令和5年度補正PHR社会実装加速化事業(情報連携基盤を介したPHRユースケースの創出に向けた課題・論点整理等調査実証事業)について
近年、民間事業者によって、健康診断結果をはじめとする、体重、血圧、血糖値等の情報やウェアラブルデバイスやセンサー機器等で取得される食事、運動、睡眠等の健康医療情報、いわゆるPHR(Personal Health Record)を用いた多種多様なサービスが提供されています。日本が少子高齢化・人口減少の課題に直面する中でPHRを活用した予防・健康づくりの重要性は高く、健康寿命の延伸や未病対策の観点でも、新たな産業創出や既存の商品・サービスの質の向上が期待されています。
政府全体の動きとしても、内閣総理大臣をトップとする医療DX推進本部が2022年10月に設置され、PHRの利活用を含む医療DX推進に向けた議論が開始され、関係省庁の連携の下で医療DX実現に向けた施策が着実に実践されているほか、2023年7月には業種横断的な事業者団体であるPHRサービス事業協会が設立され、政府のみならず民間でもPHR利活用の機運が高まっています。
こうした中で、経済産業省として更なるPHRの社会実装加速を図る事業、令和5年度補正PHR社会実装加速化事業(情報連携基盤を介したPHRユースケースの創出に向けた課題・論点整理等調査実証事業)を推進し、本事業における実証を通じて得られた成果を2025年大阪・関西万博の場で国民向けの体験として提供し、PHRに対する国民の関心を喚起させるとともに、実際のPHRサービス・商品の社会実装に向けた課題や論点の整理を行います。
本事業の詳細は公募サイト<URL:
https://PHR-expo-data-utilization.meti.go.jp/>をご覧ください。
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(2024/10/08 12:30)
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