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OUI Inc. がSmart Eye Cameraによる5G通信を利用した眼科疾患遠隔スクリーニングの実証実験に着手

OUI Inc.
慶應義塾大学医学部発のベンチャー企業であるOUI Inc.(ウイインク:株式会社OUI)は現在、東京都が推進する「5G技術活用型開発等促進事業」において、2022年9月より開発プロモーターとして採択されている株式会社マグナ・ワイヤレス(本社:東京都八王子市、代表取締役社長/檜山竹生、以下「マグナ・ワイヤレス」)の支援を受けて、5G通信を利用した新しい眼科診断モデルの構築に向けた実証を進めています。

このたび、マグナ・ワイヤレス、KDDI株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役社長 CEO 高橋誠)及びKDDIエンジニアリング株式会社(本社:東京都渋谷区/代表取締役社長 寺尾徳明)の支援を受け、5G通信を活用した4K映像による眼科疾患遠隔スクリーニングの実証実験を実施し、その有効性を確認しました。


OUI Inc.の取り組みについて
OUI Inc. は、iPhone に取り付けることで眼科診察を可能にするアタッチメント型医療機器「Smart Eye Camera」(以下SEC) を開発・展開しています。SECはスマートフォンのカメラと光源を利用し、診断に必要な「光の形」と「拡大して撮影」する機構を実装することにより、眼科疾患の診断を、どこでも/安価に/誰でも簡便に行える画期的な医療機器です。
SECを導入することで、「医療過疎地域にいる医療スタッフ(非眼科医あるいはナース)がSECで眼科画像を撮影し、スマートフォンのアプリを通じて都市部にいる眼科医に送信→眼科医が診断→診断結果をスマートフォンで現地の医療スタッフに返信」という新しい診療モデルが実現します。これにより、眼科医の診断を受けることができなかった医療過疎地域の患者にも眼科医療を届けられるようになります。
また、海外ではアフリカ、東南アジア、中南米など世界60か国以上で、現地の眼科医や医療機関と連携し、SECを活用した新しい眼科遠隔診療モデルの構築に取り組んでいます。日本国内においても、離島やへき地医療、高齢者施設などで多くの実証に取り組んでいます。


ブータンにおけるSECを使った学校検診プレ実証

今回の活動について
東京都では、5G技術活用型開発等促進事業「Tokyo 5G Boosters Project」において、持続可能な新しい社会の実現を目指し、スタートアップ企業等による5G技術を活用したイノベーションの創出や新たなビジネスの確立を促進するため、民間事業者と協働してスタートアップ企業等の開発・事業化等を支援しています。


参考)東京都 5G技術活用型開発等促進事業
https://www.5g-boosters-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/


今回の実証では、従来HD画質で撮影・アップロードしていた「Smart Eye Camera」の撮影動画を、5G回線を活用することで、4K画質で撮影・アップロードし、その有効性を検証しました。


その結果、5G回線を活用すれば、4K画質であってもほぼ同期的に動画をクラウドサーバーにアップロードできることが確認されました。この結果を基に、遠隔の眼科医が診察を行うことで、より高画質かつ高品質な診断が可能になることが示唆されました。


KDDI社の実証スペースでの実証の様子

OUI Inc. は、今後も国内外の様々な組織・医療機関・医療関係者と連携し、日本でも海外でも、失明のない世界を目指して精力的な活動を続けていきます。


【OUI Inc. 会社概要】
会社名:OUI Inc. (株式会社OUI)
URL:https://ouiinc.jp
代表取締役:清水映輔
設立:2016年7月15日
本社所在地:東京都港区南青山2-2-8 DFビルディング510
事業内容:医師のアイデアをもとにした、医薬品・医療機器の開発と実用化及び同コンサルティング業務

OUI Inc.は、“医療を成長させる”ことを理念に、慶應義塾大学医学部の眼科医が2016年7月に立ち上げた大学発のベンチャー企業です。 眼科の診察を可能にする iPhone アタッチメント型医療機器 SEC をゼロから開発しました。
世界の失明原因第一位は白内障です。白内障は適切な時期に治療をすれば失明に至らない可能性が高いにもかかわらず、発展途上国においては白内障による失明が社会問題となっています。SECはiPhoneに取り付けて使用する小型な医療機器であるため、電気のない地域や被災地など場所を選ばず眼科診察を可能にします。

SECの外観と活用風景


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