【パリ時事】世界保健機関(WHO)は2日、蚊を媒介とする感染症デング熱のワクチンとして、武田薬品工業が開発した「QDENGA(キューデンガ)」を推奨すると発表した。欧州連合(EU)やインドネシア、ブラジルなどでは既に承認済み。
 WHOは、感染が深刻化した地域などに暮らす6~16歳を接種の対象に推奨。デング熱はアフリカやアジア、中南米での流行拡大が懸念されており、専門家はキューデンガについて「幅広い使用の可能性を秘めた最初のデング熱ワクチンだ」と述べた。 (C)時事通信社