5日午前2時15分ごろ、宮崎県小林市水流迫の内村病院の病室で、入院患者の松元丈一さん(70)がベッドの上で顔から血を流し意識を失っているのが見つかり、その場で死亡が確認された。県警は現場や遺体の状況から事件性があるとして、殺人や傷害致死などを視野に捜査を始めた。
 県警によると、看護師が巡回中、病棟1階の4人部屋で、松元さんがあおむけの状態で血を流しているのを発見した。以前に巡回した際は就寝しており、異常はなかった。他の患者3人にけがはなかった。
 病室に外部から侵入した形跡はなかった。県警は病院関係者らから事情を聴いており、遺体を司法解剖して詳しい死因を調べる方針。 (C)時事通信社