大阪医科薬科大病院(大阪府高槻市)に入院していた同府枚方市に住む生後7カ月の男児が死亡し、府警高槻署が業務上過失致死容疑も視野に捜査していることが6日、府警などへの取材で分かった。同署は病院での治療内容を含め、男児が死亡するに至った詳しい経緯を調べている。
 同署や捜査関係者によると、男児は心臓の難病を抱え、昨年9月に入院。約5カ月後の今年2月25日に亡くなった。病院関係者が翌日、同署に連絡し、司法解剖の結果、死因は低酸素脳症による多臓器不全と判明した。
 病院側は、不整脈が起きたことを知らせるアラームが鳴ったが、看護師が気付くのが遅れたとの趣旨の説明をしているという。
 大学は取材に「詳細はお答えできない」としている。 (C)時事通信社