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【日本発売が決定した Apple「Vision Pro」認知度調査】購入を検討する人が不安視する「目の健康」への影響はあるのか、発売に先駆けて体験した眼科医6名が提唱

THE J.V.株式会社
発売1週間前でも85%の人が「Vision Proを知らない」と回答。「知っている」と回答するも「購入したくない・検討中」が57%と半数以上。実際に体験した眼科医の反応とは?

“人と社会を良くする”という目的の元、眼科医と共学・共創し合うコミュニティ「眼科経営学会」を運営しているTHE J.V. 株式会社(所在地:東京都新宿区 代表:小磯卓也)は、2024年6月28日に日本でも発売が決定したAppleの「Vision Pro」に関して全国2000人を対象に認知度調査を実施しました。その結果、発売1週間前にも関わらず約85%の人が「Vision Proを知らない」と回答しました。 「知っている人」の中で「購入したくない・検討中」の人が理由に挙げた「目に悪そう」という結果をふまえ、眼科医6名がVision Proを日本発売に先駆けて体験。そして目への影響について記した新たなサイトを立ち上げました。医師は、北海道・東京・埼玉・愛知・兵庫で医院を開業している現役臨床医集団。臨床現場での使用の可能性や、今までの臨床経験から現代の人に与える目への影響などを検証しました。



【全国2,000人アンケート】 
2024年6月28日に日本発売されるApple「Vision Pro」を知っていますか?


【調査概要】
・調査内容 :Apple「Vision Pro」認知度調査
・調査対象 :全国/男性・女性/15歳以上89歳以下
・調査期間 :2024年6月18日
・調査人数 :2,000人
・調査機関 :Freeasy
※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、「THE J.V. 株式会社調べ」とご明記ください

【Apple発売のVision Proとは】


Vision Proとは、Appleが開発した先進的なスマートグラスです。スマートグラスとは、眼鏡の形状をしたデバイスで、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)などの機能を持っています。2024年はスマートグラスが続々と登場し、身近な存在となってきています。


 Vision Proは世界初となる空間オペレーティングシステム、visionOSを搭載し、まるでデジタルコンテンツが自分のいる空間に物理的に存在しているかのように楽しむことが可能となります。
アメリカでは今年の2月2日に先行発売がされていますが、日本での発売は未定でした。しかし6月14日に日本での発売が6月28日(金)であるとAppleが発表し、注目が高まっています。

(Apple公式サイト参照 https://www.apple.com/jp/newsroom/2023/06/introducing-apple-vision-pro/
(Apple(日本)公式サイト参照 https://www.apple.com/jp/apple-vision-pro/


Q1.Appleから発売の「Vision Pro」を知っていますか?


 2,000人中「知っている」と回答した人が全体の15%。まだ発売されていないからか、認知度がまだまだ低い結果となった。そして、「知っている」を回答した301人のうち10代、20代が半数を占め、若い世代の認知が目立つ結果となった。


Q2.Vision Proが6月28日に日本でも発売が決定しましたが、購入したいと思いますか?
(Q1に「知っている」と回答した301人対象)


 301人中「購入したくない」「検討中」あわせ56.8%となり、「購入したい」と回答した43.19%を上回る結果となった。 「購入したくない」「検討中」の理由として、「値段が高い」が70.76%と圧倒的に高く、次いで「興味がない」23.39%、「目に悪そう」12.28%という結果となった。



目への影響を懸念している人もいるようですが、眼科医が実際に体験し、「目の健康」への影響を検証しました。


【眼科医6名が発売に先駆けてVision Proを体験。「目の健康」への影響とは】



 ▲東京都文京区 CS眼科クリニック 宇井院長

▲兵庫県神戸市 松原眼科クリニック 松原院長

▲北海道旭川市 いずみ眼科 泉院長


▲埼玉県さいたま市 こんの眼科 今野院長

▲愛知県名古屋市 田辺眼科クリニック 田辺院長  


▲東京都世田谷区 経堂こうづき眼科 上月院長

 スマートグラスは、デジタルと物理的な空間を融合させ、ユーザーに新しい体験を提供する革新的なデバイスです。 しかし、長時間の使用や不適切な使用方法は、目の疲れや他の視覚問題を引き起こす可能性があります。実際に眼科医たちが体験し、特に以下3つの影響が懸念されると提唱しました。

視力低下のリスク

視覚的ストレス

ドライアイの悪化



視力低下のリスク


 

 長時間のVisionProの使用は、特に集中して画面を見続けることで、目の疲労や乾燥を引き起こす可能性があります。これは「デジタルアイストレイン」とも呼ばれ、ぼやけた視力、目の疲れ、頭痛などの症状を引き起こすことがあります。近視の進行を促進する可能性も科学的に指摘されています。

視覚的ストレス


 

 VisionProデバイスを含むデジタルデバイスの使用は、視覚的ストレスを引き起こす可能性があります。これは、画面の明るさ、コントラスト、画面上の動きが目に過剰な負担をかけることで起こります。視覚的ストレスは、目の疲れ、焦点調整の問題、時には視覚的な錯覚や不快感を伴うことがあります。

ドライアイの悪化


 

 VisionProデバイスの使用中は、通常、瞬目回数が減少することが知られています。これにより、目の表面が十分に潤わず、ドライアイが悪化する可能性があります。ドライアイは、目の不快感、赤み、痛み、そして視力に影響を与えることがあります。ドライアイが長期間続くと、角膜の損傷や感染症のリスクも高まります。

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以下質問を、眼科医としての視点でお答えいただきました。

Q1、目への負担は?
・集中することによりドライアイの悪化、眼底疲労の原因になる可能性があります。(田辺院長)
・斜視の方にとっては、両目の像を脳でひとつにするのが難しい可能性があります。(宇井院長)

Q2、どのように使用したら目の負担が軽減する可能性があるか?
眼精疲労を予防するためアメリカで考案された、20-20-20ルールというのがあります。20分デジタルデバイスを見たら、20秒間、20フィート(6m)遠くを見るというものです。20分の休憩時にデバイスを外して遠くを見るというのはひとつの目安になるかと思います。(宇井院長)

Q3、どのくらいの使用なら適切か?
休憩入れて1時間程度が望ましいかと思います。(田辺院長)

Q4、こういう目の病気・症状がある人は気を付けたほうが良い等ありますか?
両眼でものを見るので、黄斑変性症、緑内障、白内障など両眼の病気をお持ちの方は使いづらいかもしれません。その方のみならず、片目だけに病気があり、視力が悪い、視野が狭いなどの病気があると使いづらい可能性があります。(松原院長)

Q5、医療業界で使用することはできそう?
・簡易検査機器や治療機器として活躍できる魅力は十分にあると感じました。(泉院長)
・コメディカルスタッフが機械の操作をしているのを立体的にそのまま録画できるので、初心者への技術継承に有効であると感じました。将来的には医師が使用して遠隔手術ができるようになれば便利だと思います。(松原院長)
・視野検査を固視不良※1など患者要因をこれまでのものより減らすことができるようになりそうだと思いました。(今野院長)
 ※1 固視不良…左右の目の視線がわずかにずれている状態のこと
・すでに弱視の治療用のVRが考案されています。悪い方(弱視)の目を効率よく使わせるための工夫をすれば、弱視治療が可能だと思います。(宇井院長)

※上記の内容は、眼科医としての視点ではありますが、あくまで個人の感想となります。

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 スマートグラスの技術が提供する没入型の体験は非常に魅力的ですが、これを利用する際には目の健康にも十分な注意を払う必要があります。長時間の使用は視力低下を引き起こすだけでなく、白内障や緑内障のリスクを高める可能性があります。目の問題に早期に対処するためには、定期的な眼科検診が非常に重要です。眼科医は、専門的な検査を通じて初期の兆候を見逃さず、必要に応じた治療を提供できます。

 Appleサポートより「ヘルスケアアプリにメガネ/コンタクト処方箋を追加する」という機能があることを今年の4月10日に発表しています。
この機能をうまく利用して、自身の「目の健康」の管理をおすすめします。
https://support.apple.com/ja-jp/109348




 スマートグラスの素晴らしい世界を安全に楽しむためには、これらの健康対策を常に意識し、実践することが重要です。ぜひ健康的な視生活を送りながら、テクノロジーの進歩を楽しんでください。


■特設サイト
Apple Vision Pro 目の健康の影響について
https://dx.ex-doctor.jp/apple-vision-pro-smart-glasses/


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【会社概要】
■会社名 :THE J.V. 株式会社 
■設立  :2015年7月7日
■所在地 :〒160-0023 東京都新宿区西新宿3丁目7−1新宿パークタワーN30階
■代表者 :代表取締役CEO 小磯 卓也
■事業内容: マネジメント支援事業、エディケーション支援事業、ブランドサイトの企画制作、ビッグデータの分析、コラボレーション事業
■URL:https://doctor-dx.com

【医師協力】
■経堂こうづき眼科 院長 上月 直之 (上段左)
東京都世田谷経堂2-1-33 経堂コルティ 2F
https://www.kozuki-eyeclinic.com/

田辺眼科クリニック 院長 田辺 直樹 (上段中)
愛知県名古屋市昭和区円上町24-18
https://www.tanabe-eye.com/

■医療法人社団 いずみ眼科 院長 泉 直宏 (上段右)
北海道旭川市末広1条1丁目3-1
https://izumiganka.jp/

医療法人社団 松原眼科クリニック 院長 松原 令 (下段左)
兵庫県神戸市東灘区住吉宮町4-4-1
https://www.matsubaraganka.com/ 

■こんの眼科 院長 今野 泰宏 (下段中)
埼玉県さいたま市浦和区常盤10-7-11
https://konno-eye.com/

■CS眼科クリニック 院長 宇井 牧子 (下段右)
東京都文京区本郷3-15-1 美工本郷ビル5F・8F
https://csclinic.tokyo/  


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