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アジレント、医薬品業界向けにバイオプロセスオンラインモニタリング向けのLC システムを発表

アジレント・テクノロジー株式会社


 アジレント・テクノロジー株式会社(社長:松崎 寿文、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、医薬品業界におけるリアルタイムバイオプロセスモニタリングを目的として設計されたオンラインLC(液体クロマトグラフ)システム「Agilent 1290 Infinity II Bio オンライン LC システム」を発表します。

 オンライン LC とは、製造プロセスの場からサンプルを自動的に採取し、直接 LC に注入して分析するシステムです。分析ラボにある通常のオフライン LC と比べて、サンプリングやサンプル保管の手間が省け、リアルタイムでプロセスの状態をモニタリングできます。これにより迅速なフィードバックが得られ、プロセスの最適化やトラブルシューティングが容易になります。

 Bio LC とは、抗体やペプチド、オリゴ核酸の分析に適した LC です。Bio LC は、バイオコンパチブルな材料や低デッドボリュームの設計により、生体分子の分離や定量に高い精度と再現性を提供します。Bio LC は、タンパク質、ペプチド、核酸、糖などの生体分子の分析に広く用いられています。

 1290 Infinity II Bio オンライン LC システムは、日本においてアジレントが初めて発表する Bio オンライン LC 製品です。このシステムは、1290 Infinity II Bio LC システムの高い性能やバイオコンパチブル機能と、1260 Infinity II Prime オンライン LC システムのリアルタイムモニタリング機能を組み合わせた統合システムです。このシステムにより、研究・開発の担当者は、重要工程パラメータ(CPP)および重要品質特性(CQA)の高速バイオプロセスモニタリングが可能になり、リアルタイムデータによるプロセスの迅速な理解とプロセス管理を実現できます。また、希釈、反応のクエンチング、マルチメソッド分析、自動サンプル前処理機能や、サンプル保管を目的としたオフライン品質管理機能も搭載しています。

 1290 Infinity II Bio オンライン LC システムは、ハイブリッド注入技術を LC に導入しました。LCで一般的なフロースルー注入と新規の注入方式であるアジレント Feed 注入の両方を搭載しています。フロースルー注入により、オフライン LC からのシームレスなメソッド移管が可能になります。Feed 注入により、強いサンプル希釈液の影響の軽減が可能になります。

 1290 Infinity II Bio オンライン LC システムは、オンライン LC モニタリングソフトウェアにより、直観的なサンプルスケジューリング、サンプリングイベントの迅速な設定、トレンドプロットなどのツールによる明確なデータ視覚化が可能になります。

 1290 Infinity II Bio オンライン LC システムは、バイオ医薬品アプリケーションにおけるリアルタイムモニタリングを目的として設計されており、プロセス分析技術(PAT)によるプロセス制御の効率化をサポートします。

アジレント・テクノロジーについて
 アジレント・テクノロジー (NYSE:A)は、分析ラボや臨床検査室向けテクノロジーにおけるグローバルリーダーであり、当社のお客様が偉大なサイエンスを生活にもたらすのを助けるインサイトやイノベーションを提供しています。当社の機器、ソフトウェア、サービス、専門性を含む、幅広いソリューションは、お客様が抱えるきわめて困難な課題に信頼できる答えをお届けします。2023年度の売上高は 68 億3000万米ドルでした。従業員は全世界で 18,000 人となります。アジレント・テクノロジーの情報は、www.agilent.com でご覧ください。アジレントの最新の情報を得るには、Newsroom を購読してください。
 
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※このプレスリリース中の「アジレント・テクノロジー」、「アジレント」、「当社」は、文脈により、「アジレント・テクノロジーズ・インク」、その日本法人や各国の法人、グループ全体を指すことがあります。
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