日本A2ミルク協会 東京農業大学稲花小学校でのA2ミルク提供開始 安心安全な日本A2協会牛乳を体験型食育の一環として給食に展開
日本A2ミルク協会
この度、一般社団法人日本A2ミルク協会(北海道富良野市、代表理事:藤井雄一郎、以下日本A2ミルク協会)は、3月4日より東京農業大学稲花小学校(東京都世田谷区、校長:夏秋啓子、以下農大稲花小)での学校給食として日本A2ミルク協会による日本A2協会牛乳の提供を開始することをお知らせいたします。
食育として位置付けられている学校給食の時間を楽しむ生徒のみなさん
農大稲花小が採用する日本A2協会牛乳
この度、農大稲花小の給食として採用された日本A2協会牛乳は、日本A2ミルク協会が制定した認証制度における品質管理基準を満たした安心安全な協会オリジナルのA2ミルクとして3月上旬の商品化が予定されています。農大稲花小が方針として掲げる食育を意識した給食では、東京農業大学と関連のある企業や生産者の食材を使用するとともに、多様な食文化を取り入れることにより栄養バランスのとれた豊かな食事を提供することを指針としています。そのような観点からこの度の採用に至りました。
農大稲花小が採用する日本A2協会牛乳
この度、農大稲花小の給食として採用された日本A2協会牛乳は、日本A2ミルク協会が制定した認証制度における品質管理基準を満たした安心安全な協会オリジナルのA2ミルクとして3月上旬の商品化が予定されています。農大稲花小が方針として掲げる食育を意識した給食では、東京農業大学と関連のある企業や生産者の食材を使用するとともに、多様な食文化を取り入れることにより栄養バランスのとれた豊かな食事を提供することを指針としています。そのような観点からこの度の採用に至りました。
食育に力を入れる農大稲花小
農大稲花小は食育に力を入れている学校として知られています。そのねらいとして食事の重要性や大切さ、喜び、楽しさを学び、心身の健康や成長、健康の保持増進の上で望ましい栄養や食事のとり方を理解し、自ら管理していく能力を習得すること、さらに食品を選択する能力、正しい知識・情報に基づいて、食品の品質及び安全性等について自ら判断できる能力を習得することが示されています。これらを踏まえ給食の時間は食育として位置付けられています。
A2ミルクの品質管理基準に欠かせない日本初の研究成果
日本A2ミルク協会は信頼のおけるA2ミルクの商品供給を目指し、品質管理基準の構築に向けた体制づくりを進めてまいりました。昨年末には、東京農業大学ならびに重井医学研究所によって、日本初となるA2ミルクの検査キットが共同開発されました。このキットを活用し日本A2ミルク協会が中心となってA2ミルクの検査体制およびA2認証基準が確立されました。その結果、日本で制度化されていなかったA2ミルクの認証制度が1月に整備され、2月に試験運用を開始、3月上旬より正式運用の実現と日本A2協会牛乳の発売を予定しています。
この度の発表に際して、農大稲花小の夏秋啓子校長は次のように述べています。「毎日の給食を通して、子どもたちは、食材のこと、栄養のこと、農業や漁業のこと、行事や伝統文化のこと、海外の国の食文化のことなどを学んでいます。また、3年生になると「SDGs」についても学びます。その重要な課題の1つとして、日本における持続可能な酪農経営への貢献が期待されるA2ミルクを、今後定期的に給食に取り入れることにより、食生活に欠かせない準栄養食品である牛乳の栄養価を改めて見直し、酪農業界を活性化する仕組みについての知識を深めることで、より身近な問題として捉え、自ら考え行動する力を育むことにつながっていくことを期待しています。」
この度の取り組みについて、日本A2ミルク協会代表理事の藤井雄一郎は、「協会設立当初より目指してきた安心安全なA2ミルクの普及を実現するために、東京農業大学農学部動物科学科動物栄養学研究室の庫本高志教授、重井医学研究所の松山部長を中心に取り組んでいただいた学術的な研究成果は、日本におけるA2ミルクの検査体制およびA2認証基準を確立していく上で欠かせない大きな一歩となりました。この度、認証制度基準を満たした協会オリジナル商品となる日本A2協会牛乳のご提供先の第一弾として、農大稲花小の食育に貢献させていただくこととなり大変光栄に感じております。これを機に、より多くの方にA2ミルクをご賞味いただく機会となりましたら幸いです。」
■東京農業大学稲花小学校について
農大稲花小(https://www.nodaitoka.ed.jp/)は約130年の歴史を持つ東京農業大学を母体とし2019年に開校されました。東京都世田谷区に位置し東京農業大学および東京農大第一高等学校・同中等部に隣接しています。名前に用いられた「稲花」は、東京農業大学の「大学の花」でもあります。子どもたちがまるで1本の穂に200 粒近い「コメ」を実らせる稲のように、様々な力と可能性を育んでいくことができたらという想いが込められています。「冒険心の育成」を教育理念に掲げ、生き物や食、環境といった身近なテーマを専門的に追究する研究設備を多数備える東京農業大学に隣接する立地を活かした多様な体験型学習を実践し、食育にも力を入れています。
■日本A2ミルク協会について
日本A2ミルク協会(https://www.japan-a2milk-association.or.jp/)は、2020年の設立以来、日本酪農乳業界のさらなる発展のもと、より健康を求める消費者への価値提供と選択肢を増やし、日本社会、酪農乳業界に貢献していくことを使命としています。生産者(酪農家)、乳業メーカー等の関係者、消費者、研究機関、大学等の関係者を含めた総合的な専門家による情報交換を通じて、専門的な知見をもとに、セミナー・講演やウェブサイト、メディア等によるA2ミルクの正しい情報の普及活動に取り組んでいます。
■おなかに優しい牛乳として注目が高まる「A2ミルク」
A2ミルクがおなかに優しい牛乳(*1)と呼ばれる理由は、乳糖不耐症状が緩和されることからとも言えます。小さなお子様がいらっしゃるご家庭や、健康志向への関心が高い消費者に向けて、新しい健康習慣のために注目されているのがこのA2ミルクです。牛乳を飲むとおなかがゴロゴロする要因とされているのが、タンパク質「ベータカゼイン」。このタンパク質を持つ牛の遺伝子は、A1型とA2型の2つのタイプがあり、A1型の遺伝子が消化不良を起こすとされています。A2ミルクは、この乳中の「ベータカゼイン」がA2型のみであることが特徴です。A1型とA2型の違いは、中に含まれる209個のアミノ酸連鎖の67番目のポジションがA2の場合「プロリン」、A1の場合は「ヒスチジン」となり、この違いが消化過程において違いを生みます。昨今の研究成果により、この違いが様々な箇所に作用し、体質によっては継続的な摂取による自己免疫疾患などを引き起こす原因物質となることが示唆されており、さらには乳糖不耐症状が緩和されることが明らかになりました。(*2)
*1 Nutrients. 2020 Dec 17;12(12):3855. doi: 10.3390/nu12123855. Milk Containing A2 β-Casein ONLY, as a Single Meal, Causes Fewer Symptoms of Lactose Intolerance than Milk Containing A1 and A2 β-Caseins in Subjects with Lactose Maldigestion and Intolerance: A Randomized, Double-Blind, Crossover Trial. https://www.mdpi.com/2072-6643/12/12/3855
*2 Brooke-Taylor S, Dwyer K, Woodford K, Kost N (2017). Systematic Review of the Gastrointestinal Effects of A1 Compared with A2 β-Casein. Advances in Nutrition. 8(5):739-748.
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2161831322008067?via%3Dihub
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この度、一般社団法人日本A2ミルク協会(北海道富良野市、代表理事:藤井雄一郎、以下日本A2ミルク協会)は、3月4日より東京農業大学稲花小学校(東京都世田谷区、校長:夏秋啓子、以下農大稲花小)での学校給食として日本A2ミルク協会による日本A2協会牛乳の提供を開始することをお知らせいたします。
食育として位置付けられている学校給食の時間を楽しむ生徒のみなさん
農大稲花小が採用する日本A2協会牛乳
この度、農大稲花小の給食として採用された日本A2協会牛乳は、日本A2ミルク協会が制定した認証制度における品質管理基準を満たした安心安全な協会オリジナルのA2ミルクとして3月上旬の商品化が予定されています。農大稲花小が方針として掲げる食育を意識した給食では、東京農業大学と関連のある企業や生産者の食材を使用するとともに、多様な食文化を取り入れることにより栄養バランスのとれた豊かな食事を提供することを指針としています。そのような観点からこの度の採用に至りました。
農大稲花小が採用する日本A2協会牛乳
この度、農大稲花小の給食として採用された日本A2協会牛乳は、日本A2ミルク協会が制定した認証制度における品質管理基準を満たした安心安全な協会オリジナルのA2ミルクとして3月上旬の商品化が予定されています。農大稲花小が方針として掲げる食育を意識した給食では、東京農業大学と関連のある企業や生産者の食材を使用するとともに、多様な食文化を取り入れることにより栄養バランスのとれた豊かな食事を提供することを指針としています。そのような観点からこの度の採用に至りました。
食育に力を入れる農大稲花小
農大稲花小は食育に力を入れている学校として知られています。そのねらいとして食事の重要性や大切さ、喜び、楽しさを学び、心身の健康や成長、健康の保持増進の上で望ましい栄養や食事のとり方を理解し、自ら管理していく能力を習得すること、さらに食品を選択する能力、正しい知識・情報に基づいて、食品の品質及び安全性等について自ら判断できる能力を習得することが示されています。これらを踏まえ給食の時間は食育として位置付けられています。
A2ミルクの品質管理基準に欠かせない日本初の研究成果
日本A2ミルク協会は信頼のおけるA2ミルクの商品供給を目指し、品質管理基準の構築に向けた体制づくりを進めてまいりました。昨年末には、東京農業大学ならびに重井医学研究所によって、日本初となるA2ミルクの検査キットが共同開発されました。このキットを活用し日本A2ミルク協会が中心となってA2ミルクの検査体制およびA2認証基準が確立されました。その結果、日本で制度化されていなかったA2ミルクの認証制度が1月に整備され、2月に試験運用を開始、3月上旬より正式運用の実現と日本A2協会牛乳の発売を予定しています。
この度の発表に際して、農大稲花小の夏秋啓子校長は次のように述べています。「毎日の給食を通して、子どもたちは、食材のこと、栄養のこと、農業や漁業のこと、行事や伝統文化のこと、海外の国の食文化のことなどを学んでいます。また、3年生になると「SDGs」についても学びます。その重要な課題の1つとして、日本における持続可能な酪農経営への貢献が期待されるA2ミルクを、今後定期的に給食に取り入れることにより、食生活に欠かせない準栄養食品である牛乳の栄養価を改めて見直し、酪農業界を活性化する仕組みについての知識を深めることで、より身近な問題として捉え、自ら考え行動する力を育むことにつながっていくことを期待しています。」
この度の取り組みについて、日本A2ミルク協会代表理事の藤井雄一郎は、「協会設立当初より目指してきた安心安全なA2ミルクの普及を実現するために、東京農業大学農学部動物科学科動物栄養学研究室の庫本高志教授、重井医学研究所の松山部長を中心に取り組んでいただいた学術的な研究成果は、日本におけるA2ミルクの検査体制およびA2認証基準を確立していく上で欠かせない大きな一歩となりました。この度、認証制度基準を満たした協会オリジナル商品となる日本A2協会牛乳のご提供先の第一弾として、農大稲花小の食育に貢献させていただくこととなり大変光栄に感じております。これを機に、より多くの方にA2ミルクをご賞味いただく機会となりましたら幸いです。」
■東京農業大学稲花小学校について
農大稲花小(https://www.nodaitoka.ed.jp/)は約130年の歴史を持つ東京農業大学を母体とし2019年に開校されました。東京都世田谷区に位置し東京農業大学および東京農大第一高等学校・同中等部に隣接しています。名前に用いられた「稲花」は、東京農業大学の「大学の花」でもあります。子どもたちがまるで1本の穂に200 粒近い「コメ」を実らせる稲のように、様々な力と可能性を育んでいくことができたらという想いが込められています。「冒険心の育成」を教育理念に掲げ、生き物や食、環境といった身近なテーマを専門的に追究する研究設備を多数備える東京農業大学に隣接する立地を活かした多様な体験型学習を実践し、食育にも力を入れています。
■日本A2ミルク協会について
日本A2ミルク協会(https://www.japan-a2milk-association.or.jp/)は、2020年の設立以来、日本酪農乳業界のさらなる発展のもと、より健康を求める消費者への価値提供と選択肢を増やし、日本社会、酪農乳業界に貢献していくことを使命としています。生産者(酪農家)、乳業メーカー等の関係者、消費者、研究機関、大学等の関係者を含めた総合的な専門家による情報交換を通じて、専門的な知見をもとに、セミナー・講演やウェブサイト、メディア等によるA2ミルクの正しい情報の普及活動に取り組んでいます。
■おなかに優しい牛乳として注目が高まる「A2ミルク」
A2ミルクがおなかに優しい牛乳(*1)と呼ばれる理由は、乳糖不耐症状が緩和されることからとも言えます。小さなお子様がいらっしゃるご家庭や、健康志向への関心が高い消費者に向けて、新しい健康習慣のために注目されているのがこのA2ミルクです。牛乳を飲むとおなかがゴロゴロする要因とされているのが、タンパク質「ベータカゼイン」。このタンパク質を持つ牛の遺伝子は、A1型とA2型の2つのタイプがあり、A1型の遺伝子が消化不良を起こすとされています。A2ミルクは、この乳中の「ベータカゼイン」がA2型のみであることが特徴です。A1型とA2型の違いは、中に含まれる209個のアミノ酸連鎖の67番目のポジションがA2の場合「プロリン」、A1の場合は「ヒスチジン」となり、この違いが消化過程において違いを生みます。昨今の研究成果により、この違いが様々な箇所に作用し、体質によっては継続的な摂取による自己免疫疾患などを引き起こす原因物質となることが示唆されており、さらには乳糖不耐症状が緩和されることが明らかになりました。(*2)
*1 Nutrients. 2020 Dec 17;12(12):3855. doi: 10.3390/nu12123855. Milk Containing A2 β-Casein ONLY, as a Single Meal, Causes Fewer Symptoms of Lactose Intolerance than Milk Containing A1 and A2 β-Caseins in Subjects with Lactose Maldigestion and Intolerance: A Randomized, Double-Blind, Crossover Trial. https://www.mdpi.com/2072-6643/12/12/3855
*2 Brooke-Taylor S, Dwyer K, Woodford K, Kost N (2017). Systematic Review of the Gastrointestinal Effects of A1 Compared with A2 β-Casein. Advances in Nutrition. 8(5):739-748.
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(2024/02/15 12:00)
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