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IBD(潰瘍性大腸炎・クローン病)の患者さんが治療を続けるために必要なこととは

株式会社クロス・マーケティンググループ
~主治医とのコミュニケーションが与える影響~

 株式会社クロス・マーケティンググループ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長兼CEO:五十嵐 幹、東証プライム3675)のグループ会社である株式会社メディリード(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:亀井 晋、以下「当社」)は、炎症性腸疾患(IBD)患者の治療の満足度及びその背景となる医療従事者とのコミュニケーションなどについての自主調査(2023年)を行い、426名からの回答を得ました。


 本レポートでは、近年患者数が急増し、社会的影響も大きい炎症性腸疾患(IBD)の患者さんについて焦点を当てています。IBDは慢性的な疾患で、治療が長期にわたります。また、患者さんごとに症状や重症度が異なり、治療選択にも多様性があります。このように治療が長期で複雑な疾患であるため、患者さんと主治医とのコミュニケーションは非常に重要であると考えられます。

 では実際のところ、IBD患者さんと主治医とのコミュニケーションはどのようになっているのでしょうか。また、主治医とのコミュニケーションの程度や内容は、治療継続のモチベーションには関連するのでしょうか。
レポートサマリー


1. コミュニケーションの重要性
1-1:治療継続意向
主治医との十分なコミュニケーションが取れている患者は、治療を継続する意向が高いことがうかがえる。〈図2〉

1-2:満足度
病気や治療に関する説明に対する満足度は中断意向に大きな影響を与えていないが〈図3〉、生活や仕事、心配や不安に関する相談については、満足度が低いことが治療中断意向に影響を与えていることがうかがえる。〈図4〉

2. 年代別の違い
2-1:40代の傾向
40代の患者は主治医とのコミュニケーションに対する満足度が低い方(4点以下)が約14.9%と、他の年代と比べても割合が高く〈図5〉、特に食事や日常生活の相談が不足していると感じている。〈図6〉

3. コミュニケーションの深度
3-1:基本的な内容
病気や治療に関する基本的なコミュニケーションの満足度は40代で低め。「主治医に、症状や辛さについてきちんと伝えることができている」については、40代で8-10点の割合が低く(全体54.5%のところ37.6%)、0-4点の割合が高く(全体12.2%のところ18.8%)、「自身の状況の伝達は不十分」だと感じている方が多い。〈図7〉

3-2:治療以外の相談仕事や生活に関する相談が十分に行われていないと感じる患者が全体で約26.5%であり、40代の患者においては3割を超えている。〈図8〉

 IBD患者さんの治療継続において、主治医とのコミュニケーションが重要であることが推察される結果になりました。特に、生活や仕事に関する相談や心配・不安に対するサポートが不足していると感じる患者さんが多く、これが治療の中断意向に影響していると考えられます。

 詳細な情報は下記レポートに掲載しております
 https://www.medi-l.com/blog/medileadlabo-article/n0051/
調査概要


調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:現在、クローン病、潰瘍性大腸炎いずれかに罹患している人
調査期間:2023年12月7日(木)~2023年12月14日(木)
有効回答数:426
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります。
回答者属性


 今回の調査におけるIBD患者426名の属性は以下のとおりです。〈図1〉

調査結果詳細


1. コミュニケーションの重要性
1-1:治療継続意向
主治医との十分なコミュニケーションが取れている患者は、治療を継続する意向が高いことがうかがえる。〈図2〉

1-2:満足度
病気や治療に関する説明に対する満足度は中断意向に大きな影響を与えていないが〈図3〉、生活や仕事、心配や不安に関する相談については、満足度が低いことが治療中断意向に影響を与えていることがうかがえる〈図4〉。
〈図3〉

〈図4〉

2. 年代別の違い
2-1:40代の傾向
40代の患者は主治医とのコミュニケーションに対する満足度が低い方(4点以下)が約14.9%と、他の年代と比べても割合が高く〈図5〉、特に食事や日常生活の相談が不足していると感じている。〈図6〉
※その他の説明項目については、下記リンク先よりご確認ください。
https://www.medi-l.com/blog/medileadlabo-article/n0051/ 
〈図5〉

〈図6〉

3. コミュニケーションの深度
3-1:基本的な内容
病気や治療に関する基本的なコミュニケーションの満足度は40代で低め。「主治医に、症状や辛さについてきちんと伝えることができている」については、40代で8-10点の割合が低く(全体54.5%のところ37.6%)、0-4点の割合が高く(全体12.2%のところ18.8%)、「自身の状況の伝達は不十分」だと感じている方が多い。
〈図7〉

3-2:治療以外の相談
仕事や生活に関する相談が十分に行われていないと感じる患者が全体で約26.5%であり、40代の患者においては3割を超えている。
〈図8〉

詳細な情報は下記レポートに掲載しております。
https://www.medi-l.com/blog/medileadlabo-article/n0051/ 

≪引用・転載時のクレジット表記のお願い≫
本リリースの引用・転載時には、必ずクレジットを明記いただきますようお願い申し上げます。
〈例〉「医療関連調査会社のメディリードの調査によると・・・」

【会社概要】
会社名:株式会社メディリード
代表者:代表取締役社長 亀井 晋
所在地:東京都新宿区西新宿3丁目20番2号
設立:2015年4月
主な事業:医療関連領域の調査・データ解析業務
URL:https://www.medi-l.com/ 

会社名:株式会社クロス・マーケティンググループ
代表者:代表取締役社長兼CEO 五十嵐 幹
所在地:東京都新宿区西新宿3丁目20番2号
設立:2013年6月
主な事業:デジタルマーケティング事業及びデータマーケティング事業、インサイト事業を行う子会社等の経営管理及びそれに付帯または関連する事業
URL:https://www.cm-group.co.jp/
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