美容・健康

11月8日は「いい歯の日」。「口内悪玉菌とオーラルケアに関する調査」を実施。8割が知らない、口内悪玉菌※1の実態!朝一番の水とともに飲み込まれ、腸内に影響している可能性も。

Kenvue
 Kenvue(ケンビュー)は、11月8日「いい歯の日」に先がけて、30~40代の女性1000人を対象に、「口内悪玉菌※1とオーラルケアに関する調査」を実施しました。(※1口内悪玉菌とは歯肉炎・虫歯・口臭の原因菌を指します。以降は口内悪玉菌もしくは単に悪玉菌と称します。)

 30代の3人に2人が歯周病(厚生労働省 歯科疾患実態調査 平成28年)である一方、その直接的な原因が口内の悪玉菌であることや、対策としてどのようなオーラルケアをすべきかはまだあまり知られていません。本調査の結果、半数以上が「歯周病の直接的な原因は食べかすである」と回答。口内の菌を殺菌するマウスウォッシュを使用している人は3割にとどまりました。

 また、健康のために行っている日々の習慣においても、口内悪玉菌の影響が及んでいる可能性があります。特に冬の乾燥や夏の暑さに伴い、朝ののどの渇きを癒すため、朝一番に水を飲むという方が多いようです。しかし、寝ている間に増殖した口内悪玉菌を朝一番の水とともに飲み込んでしまうと、腸まで達し腸内環境を乱す可能性があります。本調査では、5割以上が「歯磨きやうがいをせずに朝一番に水を飲む」と回答。悪玉菌の実態がまだ広く知られていないこととその影響が浮き彫りとなりました。
【サマリー】
1. 朝一番の水分補給と口内悪玉菌について
- 歯磨きやうがいをせずに、朝一番に水を飲む人の割合は5割以上
- 約8割の人が、口内悪玉菌を飲み込むと腸まで届くことがあり、腸内環境を乱す可能性があることを知らずに飲んでいる?!


2. 歯周病と口内悪玉菌について
- 歯周病の原因は「食べかす」だと思っている人半数以上
- 歯周病が全身に様々な影響を及ぼすことを「知っている」と答えた人は34.9%


3. 猛暑が続いた今年の夏の健康状態について
- 自身の健康状態に満足していない人は約8割!
- 熱中症には、腸内環境の乱れも大きく関係?!知っている人は約2割


4. しらはた胃腸肛門クリニック横浜院長 白畑敦先生「健康維持のポイント」とは
- 健康維持のための腸活には欠かせない「朝一番の水分補給」
- 歯周病リスクの高い30~40代女性が気を付けたい口内悪玉菌と腸内環境








サマリー1. 朝一番の水分補給と口内悪玉菌について
- 歯磨きやうがいをせずに、朝一番に水を飲む人の割合は5割以上!
- 約8割以上の人が、口内悪玉菌を飲込むと腸まで届くことがあり、腸内環境を乱す可能性があることを知らずに飲んでいる?!


 何気なく行っている朝の習慣。「歯磨き」や「うがい」をせずに「朝一番の水」を飲んでいる人はどのくらいいるのでしょうか?「ほとんど毎日」飲んでいる人の割合は、34.3%。「月に一回以上」からを含めると、53.3%の人が「飲むことがある」との回答でした。また、「口内悪玉菌が、朝起きた時増殖していることを知っているか」との問いに対しては、43.4%が「知らない」と回答。「口内悪玉菌の腸内環境を乱す可能性」については、「知っている人」はわずか25.4%という結果に。「ほとんど毎朝」~「月に一回以上」飲むことがある人に限定すると、どちらも半数以上の人がこれらの事実を知らないという結果でした。
「歯磨き」や「うがい」をせずに「朝一番に水を飲む」ことのある人が多くいますが、朝起きた時「口内悪玉菌」が増えていること、腸まで届いて腸内環境を乱す可能性があることは、あまり知られていないという結果でした。


Q1.朝起きてすぐ「歯磨き」や「うがい」をせずに水などの飲み物を飲むことはありますか?






Q2.口内悪玉菌とは、歯周病・虫歯・口臭の原因菌です。朝起きた時、口内悪玉菌が増殖していることを知っていますか?








Q3. 口内悪玉菌はとても強力な菌のため腸まで届き、腸内環境を乱す可能性があることを知っていますか?







【横軸】Q4.朝起きてすぐ「歯磨き」や「うがい」をせずに水などの飲み物を飲むことはありますか?
【縦軸】Q5.朝起きた時、口内悪玉菌が増殖していることを知っていますか?







【横軸】Q4.朝起きてすぐ「歯磨き」や「うがい」をせずに水などの飲み物を飲むことはありますか?
【縦軸】Q6.口内悪玉菌はとても強力な菌のため腸まで届き、腸内環境を乱す可能性があることを知っていますか?







サマリー2. 歯周病と口内悪玉菌について
- 歯周病の原因は「食べかす」だと思っている人半数以上!
- 歯周病が全身に様々な影響を及ぼすことを「知っている」と答えた人は34.9%!


 厚生労働省の調査によると、30代の3人に2人が歯周病です。特に女性は、ホルモンバランスの影響などで歯周病リスクが高いと言われています。日常的なオーラルケアについて質問したところ、「歯磨き粉による歯磨き」をしている人が83.2%で圧倒的に多く、「マウスウォッシュをしている」と答えた人は、32.5%という結果でした。

<オーラルケアに関する質問>
Q7. 日常的にどんなオーラルケアをしていますか?(複数回答)







口腔内の悩みに関しては、「歯の黄ばみ・くすみ」「口臭」「歯垢・歯石」と答えた人が多く、30~40代の女性では、歯周病について悩んでいる人はまだ少ないという結果でした。また、歯周病が全身に様々な影響を及ぼすことを知っているかとの質問では、「知っている」と答えた人は34.9%で、歯周病と全身疾患の関係の認知度がまだ低いことがうかがえました。また、歯周病の直接の原因は何だと思うかという質問に対して、一番多かった答えは「食べかす」(57%)。直接の原因は「口内細菌」(42.9%)であり、歯磨きだけでなく口内を殺菌することが重要なのですが、その事実はまだ浸透していないという結果でした。

<歯周病に関する質問>
Q8.口腔内の悩みはありますか?(複数回答)








Q9.歯周病に罹ると、糖尿病、早産・低体重児出産、肥満、血管の動脈硬化など、全身に様々な影響を及ぼす可能性があることを知っていますか? 







Q10.歯周病の直接的な原因は何だと思いますか?(複数回答)







「口内悪玉菌を減らすにはどんな対策が有効だと思うか?」の問いに対して一番多かったのは「歯磨き粉による歯磨き」でした。「口内のうち、歯の表面積が占める割合は平均25%であり、通常の歯ブラシでケアできるのは口内の約25%であることを知っているか」の問いに対して、「知っている」と答えたのはわずか13.3%。「口内悪玉菌は、バイオフィルムの中にいること」の認知率は20.2%留まりました。歯周病の直接の原因はバイオフィルムに潜む口内細菌(口内悪玉菌)であり、通常の歯磨きで主に磨く歯の表面積は、口内の約25%を占めると言われています。殺菌効果があるマウスウォッシュなどでしっかりと殺菌する必要があります。


<口内悪玉菌に関する質問>
Q11.歯周病菌を含む、口内悪玉菌を減らすにはどんな対策が有効だと思いますか?(複数回答)








サマリー3. 酷暑が続いた今年の夏の健康状態について
- 自身の健康状態に満足していない人は約8割!
- 熱中症には、腸内環境の乱れも大きく関係?!知っている人は約2割


 平均気温が1898年の統計開始以降最も高く、酷暑が続いた今年の日本の夏(2024.6~8月)、自身の健康状態の満足度について質問しました。現在の健康状態に満足していない点があると答えた人は75.8%で、ほとんどの人が健康状態に何か気になる点があるという結果に。また、夏の健康維持のための対策に関しての質問では、「水分を沢山摂っている(79.1%)」「バランスの良い食事を摂っている(68.3%)」に続いて、「腸活をしている(50.2%)」「オーラルケアをしっかりとしている(55.1%)」の回答が多くありました。熱中症の原因として、暑い場所にいることや激しい運動をすることの他、「腸内環境」の乱れも関わることを知っているかを質問したところ、80.9%の人が「知らない」という結果に。腸内環境が夏の健康維持にも深いかかわりがあることは、あまり知られていないということがわかりました。

Q12:酷暑が続いていますが、ご自身の現状の健康状態に満足していない点はありますか?







Q13:夏の健康維持のためにどのような対策をしていますか?(複数回答)






サマリー4.しらはた胃腸肛門クリニック横浜院長白畑敦先生「健康維持のポイント」とは
- 健康維持のための腸活には欠かせない「朝一番の水分補給」
- 歯周病リスクの高い30~40代女性が気を付けたい口内悪玉菌と腸内環境


【白畑先生コメント】
 朝一番に水を飲むことは、寝ている間に失われた水分を補給するため、また、胃腸の蠕動(ぜんどう)運動を促すためにとても大切で、腸活には欠かせない習慣です。しかし、寝ている間に口内悪玉菌が増殖していることも事実であり、水を飲む前のオーラルケアも重要なポイントとなります。今回の調査結果から、口内悪玉菌と腸内環境の関係が、まだまだ浸透していないことを実感しました。30~40代の女性は、ホルモンバランスの関係で歯周病リスクが高いのにも関わらず、自覚症状がないために歯周病に罹っていても気づかず、口内悪玉菌を摂取してしまっている可能性があります。お口からの悪玉菌摂取について、悪玉菌自体が直接体内で何か悪さをするわけではありませんが、悪玉菌が腸内に到達することで腸内細菌のバランスを壊してしまう可能性が指摘されています。そのため、悪玉菌の体内への侵入をできるだけお口の段階でストップ、コントロールすることは、健康維持のための大切なポイントであり「腸内環境を整えること」に有効であると考えます。日常的な歯磨きやフロスでのケアと併せて、日々のルーティーンとして取り入れやすいマウスウォッシュなどを活用することは、お口の悪玉菌を退治する上で簡単に取り組むことができる方法なのではないかと私は思います。腸活というと今までは善玉菌を摂取することを意識して食事に気を配ることなどが効果的とされていましたが、歯磨きやマウスウォッシュを駆使して、悪玉菌に対しても気を配りケアをすることは多くの人が見逃しているのではないかと思います。口内の悪玉菌ケアは「身体づくりにおける新常識」となるのではないでしょうか?

<資料監修> 白畑 敦(しらはた あつし)先生 しらはた胃腸肛門クリニック横浜 院長
2002年、昭和大学医学部を卒業。山王台病院、昭和大学藤が丘病院、関東労災病院、横浜旭中央総合病院を経て、2017年に「しらはた胃腸肛門クリニック横浜」を開業。日本外科学会、日本消化器外科学会、日本大腸肛門病学会、日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会、日本内視鏡学会、日本臨床肛門病学会、日本短期滞在外科手術研究会 、大腸肛門機能障害研究会、内痔核治療法研究会所属。●しらはた胃腸肛門クリニック横浜 https://yokohama-shirahata.top/







【調査概要】Kenvue『口内悪玉菌とオーラルケアに関する調査』
■実施時期:2024年8月1日
■調査手法:インターネット調査
■調査対象:全国の30~40代女性1000人(30代500人、40代500人)
■調査委託先:freeasy
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