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トイレトレーニングは気長に
成功のこつは「2」

 子どもは成長に伴い、できなかったことが少しずつできるようになっていく。自分でトイレに行き排せつできるようになるのもその一つだ。トイレトレーニングはゴールへの道筋が一人ひとり異なるため親も悩みがちだが、成功のためには幾つかのポイントがある。横井こどもクリニック(東京都世田谷区)の横井茂夫院長は「トイレトレーニングをスムーズに進めるには、『2』を基本に考えるとよいでしょう」と提案する。

 ▽2歳、2回、2週間

トイレに誘うのは1日2回まで

 トイレトレーニングを始める時期は、「ママ、いた」「パパ、ねんね」のように二つの単語で意思表示する「二語文」を話し、昼間の排尿の間隔が2時間以上空くようになる2歳を過ぎた頃を目安にするとよい。

 その上で排尿のタイミングをつかむことが必要だ。横井院長は「まず2日間、一緒に遊びながら子どもをよく観察し、ぶるっと体を震わせるような『今おしっこが出た』というサインを見逃さないようにします」と説明する。おむつがぬれて温かかったら「ちっち出たね」と声を掛けながらおむつ替えをするのも、排尿間隔が分かり、子どもにも排尿意識を持たせる効果がある。

 排尿間隔が把握できたら、出そうな頃を見計らって1日2回トイレに連れて行く。何度もトイレに行かせると子どもも嫌がるので、1日2回にとどめるのがポイントだ。また、これを2週間続けてもうまくいかなかったら、いったん中止し2カ月後に再挑戦する。「2カ月周期で行うようにすれば、親のいらいらも募らないし、子どもにもストレスになりません」と横井院長。

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